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16:休日訓練

「んっ、あ~~あっ。

休みの日ってだけで、朝がこんなに幸せだなんてな。

訓練の指導に行くか。」





 俺が訓練場に行くと、もう全員ついていた。


「おはよ~。皆早いな。」


「遅いぞ、神哉。」


「そうよー、遅刻だよ!」


「五分前だろ。」


「シンくんっ!五分遅れだよっ!」


「あはは~、そうだっけか?」


「「「そうだよ!」」」


「すまんすまん。始めようぜ。」


「今日は俺ら一人一人になんかおごれよ。」


「はいよ。」


「要ナイスっ!」


「やった!」


「全員それぞれ内容違うからちゃんときけよ。

要は身体強化は他の奴よりちゃんとできてるから、

身体強化しながら俺と組手だな。」


「え~おまえとかよ~。まぁ頑張るか。」


「沙耶は的に向かって魔法を撃って。」


「え~いつもと一緒じゃん。」


「違うよ。

ひかりの聖女は確か結界魔術が使えたよな。

それで的を守ってくれ。」


「わかった。やるよっ。」


(我ながら効率がいい訓練だな。)


「じゃあ、早速行くよ!ひかり!」


紅炎弾(クリムゾン・バレット)》ゴオオォォオーー


 熱く燃え上がる紅色の炎でできた弾が、

すさまじい速度で的を襲った。


「すっすごい。けど・・


聖界(サンクチュアリ)

 淡い緑色の正方形の光の壁が的と外界を隔て、

神秘的な空間をつくりだした。


ドッッカ――――――――――ン


 光の壁と、紅の炎が衝突し、

広範囲に広がる爆発を引き起こした。

視界が開けると、光の壁が壊れていたが、

的は残っていた。


「やるね!ひかりっ!」


「うんっ、さやもね。」


「もっといくよー

ドッカ―ン

バッコ―ン

ドッカ―――ン




「すさまじいな。」


「ああ、ひかりと沙耶強くなったね。」


「俺らも始めようぜっ!」


「いつでもこいっ!」


「おらっ!

 要が正面から殴り掛かってきた。

それをしっかり正面から止める。


「パワーは合格だな。

だけど躱そうと思ったら余裕で躱せるぞ。

もっと考えて来いよ!」


「考えるのは苦手なんだよっ」


《岩砕拳》


「それは効かなかっただろ。」


《狐手・柳風》


「知ってるよ、ならこれでどうだっ!


《衝波拳》


「ただの力任せか?


《狐手・柳か おっと。」


 直観的に流すのではだめだと思い躱すと、

地面にぶつかり破裂した。


「受けてたら危なかったな。」


「ちっ、避けられか。」


「考えたな。

でも、魔力を拳に乗せるなんて器用なことで来たんだな。」


「だろ。殴るんだったら手に魔力を集めちまえばいいんじゃねって

思ったんだ。」


「考え方はアホだけど、

理にかなってるな。でもその間に攻撃されることも考えろよ。」


「わかってるって。次行くぞ。」


「ほんとにわかってるんだか。」




    ◇◆◇



「はぁ・・はぁ・・、やるねひかり。」


「ふぅーー、沙耶もね。」





「こんなとこか。よく頑張ったな。」


「神哉、強すぎだって。」


「まだまだだな。

おーーーーーい終わりにしよーぜ。」


「「はーい」」


「じゃ飯だ飯!」


「行くか。」


 遊ぶために、手早く昼飯を済ませた。



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