表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

【プロローグ】 Hiroshima City, 1945.

Hiroshima City, Aug. 5, 1945, 23:15 GMT.


その時、世界の運命は転換点を迎えた。


人類は自らを全滅させる事が出来る最終兵器をついに使用したのだ。


核の時代の到来である。


マリアナ諸島テニアン島北飛行場を午前6時間30分頃に離陸したアメリカ軍の戦略爆撃機 B-29(機名:エノラ・ゲイ)から投下された原子爆弾(コードネーム:リトルボーイ)は、広島市の中心部である元安橋の東側上空600mで爆発した。


爆発の瞬間、ウラニウムの連鎖核分裂を起こした中心部の最高温度は一瞬で2,500,000℃に達する。


その直後、閃光と共に火球が出現し、爆発の0.2秒後には直径約300メートルにまで拡大した。


爆発に伴う熱線と放射線、そして爆風による衝撃波を受けた広島市中心部は、たった一発の原子爆弾で壊滅した。


―質量はエネルギーである―


原子爆弾は、1905年にアインシュタインが発表した法則の正しさを、あまりにも衝撃的に実証してみせた。


原爆投下という世界史的な大事件から(さかのぼ)る事40年前の、この発見こそが全ての始まりであった。

次回は11月29日(金)20時に公開予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ