性別が変わったケースをシミュレートしてみた
思い付きで書いたので、あとからリライトするかもしれません。
朝起きたら女性になっていた。
「何が起こったんだ」
念願の女の子になれたんで嬉しいかというより、今の状況をどう打開するかで頭がいっぱいだった。
うちには男物の服しかない。違和感バリバリだ。母の服は若者向けではないし。あ、鏡を見るか。
まあそこには、年齢不詳の40代ぐらいの女性がいました。髪の毛ぼっさぼさ。
「しまったブラシが変なのしかない」
とりあえずくしけずると。ますますボリュームアップしたので放置することに。
洗顔して、髭を剃らなくていいことに安堵したが、化粧品がない。
ティーン向けの女性誌があったので、使えそうな化粧品の数々を100均で揃えることにしようと思ってみたけど、質的にどうなんだろうと思ってフォロワーさんにツイートしてみた。
「女になったけど、どうしたらいい」
うーんさすがに信じてもらえなかったのかファボもつかずに沈んでいった。スマホを閉じて、ごみを出さなきゃと思って、外に出る。運よく近所の人はいない。そのまま帰ってくると母が起きていた。
「母さんお早う」
「あんた何その顔」
その後LGBT嫌いな母に延々と説教を食らったので大人しくしていた。この状況を話してもわかってもらえるわけがない。
「母さんはあなたをそんな風に育てた覚えはありません。出ていきなさい」
「おいどうした」
父まで出てきたが、父はニヤニヤするだけでどうでもいい感じだった。なんで父母でこんなに反応が違うのかと思った。
外見が多少女性っぽくなっただけだったので、残念だが男として過ごすことにした。髪の毛も短いし、ばれないだろう。
結局ちょっと女っぽいなりだが男言葉を使い男として生きている。