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至高の嗜好・・・
皆さん、おっぱいはお好きですか?
僕は大好きです!
ではどのようなおっぱいが至高のおっぱいでしょう。
大きいおっぱい?柔らかいおっぱい?
僕は声を大にして主張します!
「宇宙一のおっぱいは、愛する女性のおっぱい!」
毎晩幸せの圧力に左腕を挟まれ、元の世界では考えられないくらい充実した睡眠を得ています。
それ以上進めないもどかしさはありますが、僕は充分幸せです!
ネイのおっぱいがどのような大きさで、どのような弾力を持っているかは申し上げられません。
何故ならこのおっぱいは僕のおっぱいなので、不特定多数の方に詳細をお知らせすべきおっぱいではないと考えるからです。
悪しからず。
ただ、このおっぱいだけで人生勝ったも同然。
とだけ言っておきます。フフッ・・・
わずかな字数の間におっぱいおっぱい言っておりますが、季節はもう初秋。
森の短い夏は終わり、少しづつ木々の葉が色づいています。
まさに実りの季節。植物に詳しくない僕には、実がなって初めて意識に入る植物の何と多い事。
普段何気なくスルーしていた灌木に、たわわな果実が大きな房で生っていると、本当にこの森の豊かさに気付かされます。
僕がこうして生きて来られたのも、この森の豊かさのおかげです。普通なら素人が狩り等出来るはずがありませんもんね!
件のたわわな果実、ネイ申すところの森巨人の指という葡萄色のバナナのような果実を山ほど取り入れます。
牛の乳しぼりのように絞ると、先端から甘み充分な透明な果汁がトロ~リと出てきます。
それではワイン造りに挑戦です!
ネイの仕込んだ白苺酒は何故かネイに封印されてしまったので、今度こそ本格的に作りましょう!
その為の樽も樹脂先生製の材料と、木材を駆使して作った樽をいくつか用意してあります。
大雑把なワインの作り方をおさらいしてみましょう。
果汁を絞ります。一般的な圧力搾汁とマイノリティな自然搾汁という方法がありますが、ここでは当然プレスランです。
絞った果汁に自然酵母を加え、搾りカスを一緒に漬けて一週間ほど一次発酵。これを醸すと言います。絞ったカスからも成分を引き出し、発酵させるのですね。
白ワインなら果汁だけ、或いは白ブドウの皮なら一緒に発酵させます。
余談ですが、脱酸素二酸化炭素充填という方法もあります。
この方法で作った有名なワインがボジョレーヌーボーやシャトー・コス・デストゥルネルです。
ここではそんな設備も無いので普通に常温のマセラシオンです。温度管理に気を付けないと、低いと発酵が進みませんし、高いと腐ります。
出来た液体とカスを濾しとり、樽に移して二次発酵です。
ここで瓶詰して瓶内二次発酵をすると、シャンパンのようなショワショワが出来ます。この方法を開発した僧侶が、かの有名なドム・ペリニヨンさんです。とある修道院の酒蔵の係員さんですね。
いわゆるドンペリ。シャンパンの父と呼ばれてます。
今回はショワショワは諦めます。瓶内に沈殿したカスの除去も難しいですからね。瓶も無いし・・・。デゴルジュマンを開発した人はシャンパンの母、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダンさんです。ヴーヴとは未亡人という意味です。ドンペリさんとは特に夫婦関係ではありません。時代も違いますし。
因みに搾りカスも発酵させて蒸留すれば、カス取りブランデー、フランスではマール、イタリアではグラッパと呼ばれる命の水になります。当然今回は諦めます。
一月程寝かせれば新酒の完成!
後は濾過してボトル詰めして熟成させたい所、木樽で熟成させ過ぎると樽香が効き過ぎるので、軽い口当たりが好みの僕にはちょっと・・・隙をみて樹脂先生でボトルを作りましょう。
美味しく出来ればいいですね!
完全に蛇足でしたが、シャンパンの父が出て来てんやから母も出さんと!
因みにシャンパンはフランス、シャンパーニュ地方で細かな法律に従って作られたシュワシュワしかシャンパンと名乗れません。他のはフランス産でも発泡性ワインと言います。
イタリアはスプマンテ、ドイツはゼクト、スペインはカヴァと言いますね。
それぞれ細かい決まりがありますが、共通しているのはどれもとても美味しい!