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僕の城がほぼ完成しました!
お風呂はまだですけど、水洗トイレ完備です!便座は硬質スライム樹脂を粘土で型取り、成形した洋式です。半透明なのが微妙です!傾斜を作った排水管は水道橋と同様の物を作り、地中に埋めて崖の陰に伸ばし、ンコは崖の下の小さな滝壺に直行です!お魚さん、居たらごめんなさい!その代わりあなた達は食べません、絶対に!
悪乗りしてロフトも作り、天窓からの採光もあって、明るく近代的な造りです。
内壁はわざわざ川から真っ白い細かな砂を採って来てスライムモルタルを作り、柔らかなアイボリーグリーンの美しい壁です。まるでおされなカフェのようです。
石材はいちいち下から運ぶのは大変なので、崖の岩を砕いて石材にしました。デスペアの角が恐ろしく硬く、ノミのようにゴブ斧の背で叩けば、簡単に岩に通るので重宝しました。
お陰で岩壁に小さな洞窟のような空洞が開き、乾いてひんやりしているので食料保存庫まで出来てしまったという嬉しい誤算。勿論母屋と繋げて有ります。
家具も、食卓、椅子、作業台、シャンデリア、ベッド、棚を作り、人間的な暮らしをしております。
食料も順調に備蓄は増えています。ブロック状の保存食は、端材を加工して出来るので無駄もありませんし、何より持ちが良いです。スライムパックもしてありますしね。
そうなってくると、人間欲が出てきます。慢心かも知れません。
どうしてもお風呂の材料が欲しい!現在はタライのような桶に、モンキーボアの鍋で沸かしたちょっぴりのお湯で行水のように体を流すだけです。
石を焼いて桶に放り込むのもやったんですけど、お桶の耐久が低すぎアウト、地面に掘るのも排水の関係でアウト、何より手間がかかり過ぎます。煤も浮くし・・・
と、いう訳で第二次遠征に出発です!
当てが有る訳ではありません。勿論お風呂の為だけの遠征でもありません。
何か未知の素材、食材、その他色々な物の探索です。向かう先は大樹林の北西、未踏の地です。
一応三泊四日の探索の予定です。トンボザックにブルーシート、毛皮寝袋、レインポンチョ、ロープ、予備を含めて六日分の保存食、池屋さんのバッグ---ホントこれ丈夫!---予備の水、水の濾過機を詰め込んでます。
水の濾過機はペットボトルの下部を切り、逆さにしてティッシュや目の細かい布、その上に小石、綺麗に洗った砂利、細かく砕いた炭、一番上に厚手の布を詰め込みます。終わりです。
ここで勘違いをしてはいけません。例えば水溜りの泥水を濾過するとします。
雑菌までは取り除けません!そして濾過された水は無色透明ではありません!
ここから煮沸して飲める水になりますが、生物的に飲める水と言うだけで綺麗な水、美味しい水が出来る訳ではありません。海水も塩気は抜けません。あくまで非常事態用ですね。
簡易濾過機で濾過したからと言って、安全では決してありませんので注意が必要ですね。
装備はゴブの剣、ゴブ斧、ゴブナイフ、ゴブ槍、トンボの弓のフル装備、矢は20本用意します。
防具は洗濯のローテーションの結果、初期のアーマードトンボスーツです。正直黒バージョンの方が着心地が良いのですが、仕方ありません。
季節は初夏でしょうか、気温も上がってきて野宿には最適です。
では張り切ってGO!