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朝、陽が昇るのと同時にテントから這い出し、顔を洗います。
朝食はしっかり取ります。干し魚と何かの葉っぱの煮込みスープ、干し芋を水で戻してふかしたご飯代わりの何か、燻製肉の焼き物等です。
温かい食事はそれだけで活力になります。
芋のような植物は沢山採れますので、これと干し肉、香辛料、塩を合わたブロック状の保存食も作ってます。そのままガリガリ齧ってもいいですが、火が有れば水と一緒に煮込めばシチューのようになってそれも美味しいです。
さて、午前中は狩り、食料集め、材料採取、探索が主な仕事です。
ゴブの剣NEWとゴブ斧、ゴブナイフ、トンボの弓、が主装備で、狩りがメインの時はゴブ槍を持っていきます。服はアーマードトンボスーツNEWです。
最近は巨大トンボの種類が変わり、黒いトンボが多いです。秋になったら巨大赤トンボも出てくるのでしょうか。今日のスーツは黒トンボバージョンです。お揃いのサファリハットも被ります。この巨大黒トンボは翅も黒いので、遊びでサングラスも作りました。使う事はほぼありませんが・・・
メッセンジャーバッグは破れてしまったので、トンボ革で背負い袋を作成しました。
この間気が向いたので、一泊二日の遠征をしました。場所は小鬼滝の上流、バスのある大樹林の対岸です。崖城の裏側ですね。
こんもりとした丘陵を越えると超々広大なカルデラのような盆地になっており、盆地の底はなだらかな草原と湖、深い森が広がっています。盆地を下ったところに大きな洞窟を発見しました。
中は普通に怖いので覗いていません。いずれチャレンジする事もあるかも知れませんね。
盆地の向こう側は、遥か遠くに万年雪を頂く大山脈が見えます。どんだけこの森広いねん、と思わずにいられません。悠久盆地と名付けます。
午後は拠点作成です。
現在、工事の進捗状況は、整地、基礎が終わり、石積みの立ち上がりに支柱を建て、壁のモルタルと外装の石タイル貼り、床下の排水管も完璧、床張りとキッチンの流し、暖炉、かまど、それに伴う煙突作りが終わっています。スライムモルタルは熱に弱いので、キッチンだけは普通に粘土と石で作りました。
窓はトンボの翅をスライム樹脂で接着したものを窓枠に取りつけ、鎧戸付きの上下に稼働する窓をつけています。屋根には天窓も付ける予定です。
後は屋根を葺き、内装を仕上げれば3LDKの完成となります。内訳は寝室、倉庫、作業部屋です。それぞれ八畳分くらいは有ります。冬の寒さがどんなもんか解らないのですが、暖炉の熱が倉庫以外の各部屋に行き渡るように設計しています。
その後はトイレと風呂ですが、トイレはともかく風呂の材料が有りませんので後の課題となっています。風呂桶はなんとかなったとしても、ボイラーがネックですね。鉄板が無いので五右衛門風呂も出来ません。水回りの工事は残念ながら後回しですね。
でも、快適な暮らしはもうすぐそこです!