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異世界サバイバル ~チートって何?美味しいの?~  作者: ハニービー
異世界で新たな脅威と共に
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 ハレルヤ!


 順調すぎて怖いくらいです!

 勿論恐ろしい事は毎日のように有ります。ゴブさんに見つかったり、白い毛むくじゃらの何かに追いかけられたり、ちょっとした崖から足を滑らせて大怪我しそうになったりもしました。

 

 バスから必要な物を移動し終えて、最近は割と快適に過ごしています。樹上にロープを渡し、ブルーシートのテントを張り、枝に固定した合板の床の上にはバスのシートから切り出したスポンジを敷いてあります。もう寝心地最高!カーテン毛布もいい仕事してくれます。


 朝日が昇る五時半位に起き出して、キャンプの樹の周りを確認します。大型動物や、モンスターの足跡は無いか、糞は無いか等です。音や気配から、何かが居るのは解っているのですが、その正体はまだ掴めていません。


 川原に行って顔を洗い、トイレを済ませると、川原の砂地を掘って作った生け簀に行きます。

 この生け簀は川と繋がっていて、狭い入口は木の枝で一方通行にしてあります。入れても出られない造りです。

 この生け簀に獲ったお魚の内臓やアラ等を少量入れて置くと、次の日にはまた何匹かかかっているので楽ちんです。バスのシート裏のネットで作った玉網ですくえばいいだけですもんね。

 この前は50cm程の手長エビらしきエビが気持ち悪いくらい居て、気持ち悪かったです。

 美味しく頂きましたけど。あとたまにスライムがたかってる事が有りますが、それはそれでおk。スライムパイセンは超優秀な素材ですからね。

 

 調味料なんかも充実してきまして、偶然岩塩を見つけましたし、山椒の実のようなスパイス、行者ニンニクのような山菜も見つけました。山椒の実もどきを食べた時は、終わった、僕の人生・・・と思いましたが、今はこれ無しでは生きられません。

 因みに食べられる山野草の見分け方は世界標準可食性テストという13項目に渡る方法が有ります。全部覚えてる訳が無いのですが、要は、テストする前後は他の物食べずにテストするものをちょっとづつ食べる!と言う事です。それをやったつもりですけど、いきなり山椒はねえ・・・


 とある樹の樹液が滲み出しているのを見つけ、ひょっとしたらと思い、コーヒーのスチール缶で作った小さな鍋で、集めた樹液を精製するとロウが抽出できました。

 樹液の集め方は火で炙ったキャッシュカードを三角に折り曲げ、傷をつけた樹にはめ込み、レジ袋に受けるだけです。簡単です。

 蔦で作った芯に何度も浸しては乾かし、浸しては乾かしを重ね、立派なロウソクが出来ています。木蝋というやつですね。


 お魚はその場で捌き、その日の食糧を確保したら、一旦キャンプに帰って朝ごはんです。目下の悩みはお鍋とフライパンが無いので、基本料理は直火焼きのみというレパートリーの狭さです。あと、お肉食べたい・・・



 さて、朝ごはんを食べたら午前の探索に出発しましょう!

 

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