155
もう、最高ですね!
着地が柔らかいので、B/S900みたいな大技を決めるのが簡単です!荷物が無ければ!
調子に乗ってまたこけて、地味に打撲を増やしているのは学習能力の無さが原因でしょう・・・
この地、霧の大草原と名付けたなだらかな丘陵地を快調に?飛び回っております。
因みに今は霧は出ておりません。快晴です!
快晴でも霧の大草原と言い張ります!
一度派手目にこけてから速度も自重し、遊びも入れておりません。
はい、反省しております・・・
それでも速度は原付バイクの法定速度、体感30㎞/hくらいは簡単に出ていると思います。
これは画期的な出来事です。
生身の徒歩なら一日かかって30㎞進むのがやっとなのに、なんとたった一時間で今までの一日分を踏破する事が出来るのです!
しかも進みたい方向に体重をかけて立っているだけで!
さらに嬉しい機能がもう一つ!
この乗り物だと、僕の痕跡を残さずに移動&逃走が出来るのです!
宙に浮いてるんですから足跡も匂いも残しませんものね!
おまけに移動中は多少の風切り音しかしませんので、かなりの隠密性が有ります。
触手羅刹が怖い訳ですよね。
さて、いつまでも遊び気分でいたら大怪我では済まなくなるのがこの世界です。
この辺で一旦頭を冷やして警戒モードに戻しましょう。
陽も暮れて来ましたし、ここらでまた野営の準備をする事にします。
盾を乗り回して結構移動しているのですが、何故かジャージートプスの群れが僕に付いて来るので、それに紛れてタープを張ります。
今日はしっかり寝かせて欲しいとは思いますが、この世界の野営では熟睡とか有り得ませんので、せめて何事も無く朝を迎えたいものです。
明けて早朝です。
空は少し雲が出ていますね。季節の変わり目だからか、天候が不安定です。
そして何故かしつこく付いて来るジャージートプスの群れ。
僕が触手羅刹を討ち取ったので懐かれたのでしょうか?
でも移動速度が違い過ぎるので、申し訳ないですけど置いて行きます。
帰りにまた出会う事があれば、楽園森林に連れ帰ってもいいですね!その時はおっぱい絞らせてくれるでしょうか?
ああ、お風呂上がりに冷たい牛乳飲みたい・・・
それからは快調に飛ばし、旅立ってから六日目のお昼過ぎに霧の大草原の一番外縁に出る事ができました。
天気は相変わらずの中途半端な感じで、降ったり止んだりを繰り返しています。
丘陵の頂上に立つと、西側の切り立った断崖が開け、その奥部が見えます。
意外な事に荒涼とした真っ白な砂漠が彼方まで続き、ここからでは砂の起伏が高くて見えませんが、その先には大山脈が有るはずです。
東は山脈の裾野に森が広がり、森林限界の先に聳える剣のように峻嶮な山々。西や北に比べると、比較的近いので圧倒される大きさに感じますね。
頂上は雲に隠れて見えません。
そして北には広大な森、美しい湖、その先の大山脈、森の手前の小高い丘・・・
そう、この丘こそ僕の目的地なのです。
悠久盆地の上から見ると、森の一部のように見えていましたが、どうやら独立した丘のようですね。
丘と言うよりも岩山に近いかも・・・
ここから見る限り、周囲を20m程の断崖に囲まれ、まるで森に浮かぶ孤島のようです。
そしてここからでも確認できました。
城砦のように威風を払うその丘の頂上、聳え立つ尖塔・・・
あれは、あの塔は明らかに人の手になる建物です!
突然休みが貰えたので、かねてより楽しみにしておりましたソロツーリングキャンプ行ってきました。
最終日は雨でしたが、雨中キャンプも味が有ります。
毎回ボッチのキャンプですが、誰にも気を使わなくても良いのでホントにゆっくりできますね。
GW前なのでキャンプ場貸し切り状態なのも最高!愛車の調子も最高!夜明けに鹿に突撃されたのもご愛嬌!
知らない土地をバイクに乗って旅し、少し肌寒い中焚火を前に熱々の具沢山のスープを啜り、肉を炙り、とろけたチーズを乗せたバゲットを齧る。
手元のマグカップには安いけどお気に入りのスコッチ、食後は自作していたアップルティーです。
星空の下、揺らめく炎を見つめ薪の爆ぜるパチパチという音に癒される贅沢!
ビバ!焚火飯!!
しっかり充電出来ました!!
ついつい楽し過ぎて二泊予定が倍の四泊になり、各地をうろつきました。
ストック尽きてしまい、ごめんなさい。
てな話なんかどうでもいいですね!
シンタローの旅も順調のようです。このまま順調に行くかどうかはわかりませんが・・・
どうぞ見守ってやって下さい。
ブクマ、評価ありがとうございます!