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異世界サバイバル ~チートって何?美味しいの?~  作者: ハニービー
異世界を新装備と共に
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 さて、いよいよ行動開始です。テンプレなら


 ゴブリンに捕まった村の美少女(半分の確立でケモミミ少女)を救出

 or

 盗賊に追われるお姫様(領主の娘あるいは女騎士)の救出

 or

 狼に襲われてる有力商人(有力商人なのに何故か単独行動、もしくは護衛は付いてるがその内一人は必ず美少女)の救出


 というイベントが始まるはずですが、僕はその全部に勝てる気がしません。それどころかイベントに巻き込まれたら秒で死ねる自信が有ります。ひょっとしたら捕まってるケモミミ少女に助けて下さいって土下座するかも知れません。

 ですので分をわきまえて、地味に、静かに、当たり障りなく生きて行こうと思います。

 まずは食料調達です!実は当てが有ります。ふふふ。


 さあ、いつもの川原にやって参りました。て言っても三回目ですが。

 前回でお魚さんがわんさかいらっしゃるのは確認済です。


 まずは昨日目を付けていた入江の様になっている浅瀬にそぉっとお魚を追い込みます。追い込んだら逃げないように入江の入り口を岩で封鎖します。最初から入江の中に居たのと合わせると四、五匹居ます!全部捕まえてバスで待ってる皆にもごちそうしましょう。皆もお腹空かせてるでしょうしね。


 ここで登場するのが昨日拾った矢とゴブの杖です。これを蔦紐で合体させると

 

 テテテテッテレー♬銛~


 は、いかん、また変なテンションに・・・

 駄目です。モブが調子に乗ったら死ぬ運命しか見えません。一回顔を洗って落ち着きましょう。


 フウ、危ない危ない。さて、銛突き漁を始めましょう。




 僕は頑張りました。頑張ったんですよ。でも、結果は・・・ZERO

 僕が鈍くさいのか魚が優秀なのか・・・多分その両方でしょうね。計画より入江が広かったし。

 こうなったら仕方がない。奥の手を使いましょう。


 早朝に用意した半分に割った一メートルほどの木、ホントは火で炙って乾燥させながら成型するつもりだったんですけどこうなったら不完全でもやるしかありません。そう、弓です。

 以前ユーチューブでボウフィッシングと言うのを見た事があります。弓で魚を射るんです。

 二メートルまでなら近づけるので、弓なら大丈夫のはず・・・・

 では早速作りましょう。

 弓のリムとなる両端に蔦紐を巻く切り込みを入れ、体重をかけて木を曲げつつ蔦紐の弦を張ります。

 出来ました。この弓をゴブ矢の弓一号と命名します。

 うん、やっぱり一番応力の掛かるハンドル部分は何かで補強した方がいいですね。このままだと耐久力が無さ過ぎです。

 しかし今回僕が必要としている性能は、高々二メートル先の魚を突く事です。何も五十メートル先の鹿を狙うとか、飛んでるドラゴンを落とすとかではありません。それ以前にまず僕の腕では十メートル先の的にも当たらないと思いますし。

 性能の向上は次の課題です。今回の弓で工夫しなければいけない箇所も解りましたしね。


 結果は・・・・

 あっと言う間に全部獲れました!


 でも浮かれてる僕は気付いていませんでした。僕に近づくゴブ色の影に・・・

シンタロー装備

ゴブナイフ

ゴブの杖

ゴブ矢の弓一号

ゴブ矢×三

木槍

初期装備充実してきました。

魚相手に無双するシンタロー、いかがでした?

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