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異世界サバイバル ~チートって何?美味しいの?~  作者: ハニービー
異世界の新天地と共に
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 前回物資のピストン輸送で壊れてしまったダイゴロー号を装いも新たに復活させ、松明の準備も万端整え出発です。

 

 今回のリハビリダンジョンアタックにはネイもついてきてます。

 春まだ浅くネイは寒そうですし、雪も所々残っていますが巨人洞窟ゴライアスケイブに入ってしまえば通年で温度は変わらなさそうなので大丈夫でしょう。


 母ロン毛雪豹の傷もすっかり良くなり、姿を直接見かける事はほとんどありませんが、元気に狩りをしているようです。

 たまに崖城キャッスルオブクリフの下に、お裾分けなのか、狩った獲物が置いてある時があります。律儀ですね。

 とにかく一安心です。




 今回もバスに物資を一時集積し、一泊してからの本番です。

 軽油玉も一応作ってますが、劣化しているかもしれないのであまり期待はしません。


 それにしてもやっぱり重い!

 足元は雪解けでぬかるんでるし、鎧は重いし盾は邪魔だし荷物は多い!


 これも体力づくりの一環です、耐えなければと思うのですが・・・


 ちなみにやっぱりバスタードソードは背中に背負う事にしました。メインの武器でもないですし、何しろ背中に背負ったからと言って素早く抜けない訳ではありません。


 その代わり、左腰には弓鞘を吊るし、いつでもミスリルボウが抜けるようにしています。ミスリルボウはストリングを張った状態で全長120㎝くらいなので、バスタードソードと重さも長さもさほど変わりません。勿論剣より嵩張りますが、利便性を比べると考えるまでもありません。


 昔の騎士は腰に剣を下げるのがステータスで、背負うのは下賤の傭兵のする事だと言って嫌っていたらしいですが、実際背負う方がはるかに楽!


 それに僕は騎士でもお侍さんでもありません。ド平民です。

 傭兵さんだってあちこち渡り歩く訳ですから、そりゃ楽な方を選ぶでしょうよ!

 まあ、傭兵さんが背中に剣を背負うのは、腰に下げることが難しい刃渡りの剣を使っている事が多かったからとも言われていますけど。中には全長2m近い剣を振るった者もいるとかいないとか・・・


 とにかく問題は納刀する時だけですが、そもそも納刀する時は戦闘が終わっているのですから、背中から鞘を下ろしてゆっくり納刀すればいいのです。納刀しなくて良い時は僕が死んでいる時なので、なおさら問題ではありません。




 トンボスーツの上に薄い鎧下を重ね着し、鎧を装着、その上にサーコートを羽織り、装備ベルトを巻き、毛皮のマントを羽織り、バスタードソードを背負い、さらにトンボザックを背負い、その上に肩紐グィージュで吊った盾を背負う!


 何の苦行ですか!

 他にも諸々持ってます。腰には小道具の詰まったポーチやらナイフやら矢筒やら水袋やら弓やら。

 荷物が詰まったトンボザックの横には、片鎌槍やらを括りつけてます。

 その総重量たるや鎧含め30㎏は優に超えるでしょう。水筒地味に重い!


 僕の体重がだいぶ筋肉がついてもおそらく60㎏程、足して約90㎏以上。

 ・・・あれ?確か竹中課長は僕と同じくらいの身長で体重100㎏って言ってたような・・・あの無人島に老眼鏡持って行くって言ってた課長です。

 課長、健康の為にって言って、エレベーター使わずに大汗かきながら階段で毎日四階の事務所まで来てました。

 海外の買い付けでお供する時もすっごい歩き回って、生産地から加工現場まで自分の目で必ず確認する人でした。


 負けてられません!

 課長、ごめんなさい!僕は負けてしまうところでした。元々面倒見の良い上司でしたが、異世界こんなところまで来て課長に助けられるとは!

 ただ課長、(お供)の事忘れて一人で帰国とか、もうしないで下さいね!

 

 



 それはともかくいよいよ第三次ダンジョンアタックの開始です!

 気合入れて行きましょう!!

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