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陽炎と泡沫  作者: 実嵐
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思いの丈

古木からの突然ともとれる発言を聞いた後、驚いただろうから屋上でも行って休んで来いといわれたので来たのだ。無論、裏切られたという思いはさらさらなかった。むしろありがたかった。テレビでは豪雨について言われているのだ。行政の長と名だけは偉そうに言っているくせに後手を好んでいたのだ。気象庁から聞いていたはずの言葉を無視をして宴をしていたのだ。自分たちがかかわっていなければいいのか。先手で行動をするというのなら最初にやってくれ。裏切るように勝手に法案を通しているところからすると他人事で済ませているのだ。偽善者ぶるのはいい加減にしてくれ。

「勝手な奴らだよな。自分たちが被害に遭った時に言の一番に助けを求める癖に他人だからいいとか、他人の責任にして無責任を突き通すとかさ。価値観が一致しないのなら今からでもいい。ボランティアを1週間以上してみるべきだ。」

重く曇った空を見つめる度に心が傷つけられる。何時の間にかついた傷なのだ。癒す方法なんざもっていない。政治家はその日に起こるかもしれない被害より薄い紙きれを大切にした。その紙きれで何をするのか。数の力で強引に押し通すことだけを考え、理解してもらうことを二の次さんの次なのだろうから。言えない言葉があるのに言うのは・・・。やってはいけないと理性すら働かないのは・・・。表面でしゃべっていることと行動が矛盾しているのはそれだけ責任もないということだ。誰かがまたかばってくれるという安易な流れをもっているからではないのか。市橋はベンチに座った。思いのたけを伝えるとか言っても無理だ。聞く耳を持たないやつに言ったところで無駄であることくらい知っている。

「政治家とは偽善者がなるものなんだろうな。共感しているふりをして金を巻き上げていくんだからな。詐欺みたいなこともする。初心もないなら一から始めるべきじゃないのか。」

選挙では初心に立ち返ってみたいな嘘の謳い文句を言うのだ。何処から初心で何処から立ち返るというのだ。子供の喧嘩みたいなことしかしていない。テレビでどんな態度をとっているのか改めて考え直すべきだ。国民ごときより法案を押し通すほうが大切だという行動をとったのだから。

「金に目がくらみ、大切なものの判断ができないほど上から見ているだけではわからない。きて眺めるだけでもわからないのだ。」

まぶしいとか言って逃げていくだけなんだ。失言を言えるのは行っても何も感じないから。


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