3話
「ぐるるるるぅ」お腹がなったような音がした。
「おい明腹なってんじゃねえか腹減ったのか?」
翔は心配そうに言った。
「翔、誤魔化さなくていいんだぞ。お前の腹が鳴ったんだろ?」明は自信ありげに言ったが。
「いや、俺じゃないぞ」
「「ということは?」」2人の声が重なった。
『魔物ということになるね』説明係は嬉しそうに言った。
2人が恐る恐る後ろを見るとそこには猪がいた。
だがそれは3mは優に超えるものだった。
「おい明!これどうすんだ」
「知るかそんなもん!取り敢えず逃げるぞ!」
二人はこれまでで一番早く走った。
『 あの魔物を解析してみなよ 』
「どうやって!?」翔はもはや怒ってるようにも思える。
『 念じるんだよ。全てのスキルはそうやって発動するんだ。一度発動したら解除するまで発動するからね 』
((超解析!!))2人は念じた。
と、同時に2人の目に猪のステータスが映った。
ワイルドボアー Lv.4
HP70/70 MP0/0
攻撃力 160
防御力 70
攻撃魔力 0
回復魔力 0
瞬発力 80
知能が低く、突進でしか攻撃してこない。
「だってよ明。どうする?いけそうじゃね?」
(格闘上手!)
翔は勝手に猪に向かって行った。
翔の本気のパンチは猪の顎を捉えた。
その直後、猪は煙に包まれた。そしてそこに残ったものは・・・