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どの世界でも最凶なのは人だった。  作者: ストリカザー
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一話 転生と遭遇

誤字脱字があれば感想にて御指摘下さい。

 意識が戻ると、今度は真っ白な空間にいた。私の体は何故か白い包帯でぐるぐる巻きにされており、目の前に黒い犬の頭をした浅黒い肌の男性がいた。

 黒い犬の頭をした浅黒い肌の男性は私の意識が戻ったことに気づいたのか何もない空間からプラカード出した。プラカードには、

『すまない』と達筆な字で書いてあった。私が読んだのを確認したのか、またプラカードを振った。すると、

『こちらのミスで貴方の死後の安寧を妨げてしまった』という文章に切り替わった。またまたプラカードを振ろうとすると、突如スパーンという音がして黒い犬の頭をした浅黒い肌の男性は倒れた。後ろには長い黒髪の女性が(アンク)の形状をした杖を振り切った態勢で立っていた。


「アヌビス、話をする前にまずその人の包帯をほどきなさい」


 それを聞いたアヌビスと呼ばれた黒い犬の頭をした浅黒い肌の男性は起き上がるとプラカードを振り『わかりました、ネフティス様』という文章に切り替えた。包帯をほどかれた私は目の前の女性に質問した。


「ここは、どこですか?」

「ここは神域よ」

「何故私はここに?」

「こちらのミスで貴方は壊れた神により地獄に落とされそうになったの。それをアヌビスが見つけて“死後の包帯”を使って保護したのよ。貴方は本来天国に行った後に輪廻転生の輪に加わる予定だったのを、あの壊れた神は無理矢理地獄に落とそうとしたの。結果助けることができたのだけど、貴方の魂は傷ついてしまったの。そのため、このままでは天国に行くことができないから貴方にはもう一度別の異世界で魂を癒すために人生を送ってもらうわ。一応お詫びとしてランダムだけどギフトもあげるわ。他に何か質問は?」

「別の世界について教えてもらえますか?」

「それは私には口にすることができないから向こうに行って貴方が確認しなさい。では、行ってきなさい。」


 ネフティス様がそういうと私の足元に穴が開き私は落下した。


 ――――――――――――


 次に意識が戻ると私は森の中にいた。そして目の前に乗用車サイズの白い狼がいた。白い狼はとしばらく見つめあっていると、白い狼は急に後ろに飛び退った。


「貴様、どこから現れた!」


 狼が話しかけてきた事には驚いたが、さて、どう説明したらよいものか。そう私が考え込んでいると、狼はしびれを切らしたのか私に襲い掛かってきた。私が避けようとする前に私の体は動き、そして私の頭の中に無機質な声が聞こえた。

『これより戦闘プログラムを起動します。なお、今回の起動は本体の初戦闘のため、肉体の制御はすべて戦闘プログラムにより行います』そして私の意識は暗転した。



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