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「寝れるかよ」
床は岩だし、布団はないし、寒いし、腹減ったし。
いてか、今何時頃なのか。
空は、少し明るくなってる感じだが、まあ、天気は悪くないみたいたな。うん。
「あ~アーあァー」
うめき声しかでんわな。
とりあえず、あの樹目指して歩くか。やることないし。
「・・・:」
半日程ふらついたら、なぜか目の前に、例の樹が見えるんだが?
距離感が狂いまくりなのは置いておくとして、樹の周りには、湖みたくなってるんだなこれが。
よく、ゲームとかである世界樹とかの感じだな。
「おまけに、橋まであるのか」
樹の根本まで、橋が架かっていて、樹に埋まるように、扉がみえた。
行くしかあるまい?だよな?
水は飲みたいが、水面にでっかい影がちらついてるから怖くて近寄れん。
「さて」
扉の目の前だ。
金属っぽい質感で、真っ黒な巨大な扉だ。
審判の門?あんな感じだ。
ああ、腹が減って思考が続かん。
とにかく、扉を開けてみるか。
[チュートリアル達成おめでとうございます。]
[チュートリアル達成の報酬として、強くてニューゲームの選択肢があります。]
[それでは、素敵なループをお祈り申し上げます]
「・・・・・」
「・・・」
「・・ふざけろ?」
落書きの紙は、燃えるゴミへ。