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一般人の異界日誌  作者: 羅兎屋
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発進の時にアクセルふかし過ぎて、自分でもびっくりする感じ?


「っつぅう 背中痛てぇ」


 体感、2時間くらいか?慣れない地面だと、ろくに寝れんわ。

 前に、知り合いの所の祭りだかで、でっかい焚き火の周りで一晩明かしたときもつらかったが、あの時は、竹を寝床の代わりにしてたから多少はなしだったな。


 「あれら?」

 何気なしに空を見上げたら、赤く染まりかけてるんだが、もしかしなくても夕方か。日が沈む、夜になる。拙くないか?まずいよな。

 まあ、今更慌てても仕方ないし、少し歩くか。


 っと、そんな感じで、しばらく歩いていたら、前の地面が消えている。

 近づいて見たら、単に、地面が下にあるだけだった。まあ、つまるところ、崖だな。

 見た感じ、10M位か?降りるのにはきついからしょうがなしに、縁に沿ってまたしばらく歩く。少し、段差が低くなったが、それでも、降りるのは、つらい。

 

 「ハラヘッタな」

 ついでに、水も欲しいし、周りが薄暗くなってきたから、明かりも欲しい。ないものねだりだが、本も欲しい、金も欲しい。なんて、馬鹿言っていたら、本格的に、日が落ちてきた。

 一応崖の下を見たら最初に見たときの半分くらいの高さになってるじゃないか。ろくに考えもせす、歩いていたから、段差が低くなっているのにやっとこさ気が付いたわけだ。まあ、降りれないこともないし、とっかかりに成りそうな、石とかも結構みえるし、日が有るうちに降りるとするか。


 「いや、まあ、うん。どーしよ」

 苦労しながら、何とか降りたはいいが、戻れんぞ、これ。

 戻っても何をやるわけでもないが、ほんと、後先考えないとそのうち詰みそうダナ。はぁ。

 

 ろくに行動できずに日が落ちてどうしようと思ったけど、案外と言うか、月がかなり明るくて助かった。

星もかなり綺麗に見えるってことは、やっぱり、近くに街とかは無いってことかね。

 月明りを頼りに、歩いてきた方向に崖沿いを戻る。うん、なにを考えてでなく、なんとなく歩く。こんな時は、本能の信じるままにだ。

 さっき、上から覗いた辺りだろうか?壁に穴が開いていた。所謂洞穴ってやつかね。こんな穴は、熊とか居るってのが、お約束があるのだろうが。黙って突っ込む、猪突猛進、玉砕粉身。まあ、なにもいなかったわけだがな!!


 「ここをキャンプ地とする!」

 それしかあるまい。いや、元ネタしらんし、一人でなきゃ叫べないし、洞穴の中で叫んだから、ぐわんぐわんするし。

 はい、おっかなびっくり中を覗いたら、中は空っぽでそれなりに広い空間だった。わかる人には、二人で無人島サバイバルする、キッズの洞窟と表現したらわかるだろうか?わからない人、には、簡潔にかまくらと。

 

 疲れたし、月が傾きかけているし、朝まで寝るか。

 「なんちゅう幸運、これも日ごろの行いがー・・」


 

 

視界に掠ったのならば誠に感謝を。

凍ったフロントに水をかけてさらに凍った?

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