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一般人の異界日誌  作者: 羅兎屋
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目次

見切りどころかよそ見発車の完全初投稿。

チラシの裏のメモ書き程度の存在で。

 面倒くさい日常から解放されて異世界生活なんて、誰しも一度どころか何度だって夢みるだろう。


 そう、あくまで「夢」を見るだけ、だ。

 

 実際に自分が行くと考えると常識が邪魔になる。現実社会に揉まれて、1日中働いて、残りの時間を趣味に費やして、アニメを見て、小説を読んで、空想して、それで満足だった。

 そう、実際に異世界なんて、自分は、関われないし、面倒だと思っていたんだ。だから、目の前に広がる光景を見てこう言おう「ああ、面倒なことになった。」と。


 最近だと、よくある話だろ?気が付いたら見ず知らずの所に立っていたなんて。小説なんかだと、そんな状況でも、主人公はすぐに何かしらの行動を起こせるんだろう。だが、悲しいかな、ここにいるのは何の特殊技術も無い、完全な一般人なのだから。


 ここにいる前は、ありふれた日本の現代だったはずだ。その日は、仕事が休みだったから1日中ぐーたらしていたと思う。

 朝から、新発売のゲームを触り、ネットで小説をあさって、続きが無いと嘆きながら飯を食べ、夜になったら風呂に入り、仕事に備えて布団に入る。そう、布団で寝ていたはずなんだ。なのに、なんで、樹が聳え立つ森の中に間抜けに突っ立ているんだか。

 これが、着の身着のままのテンプレってやつなのか?嬉しくないテンプレとの初遭遇だ。

 普通は、最初にドッキリとか、疑うのが本当のテンプレだとは思うんだが、目の前に、明らかに人並みの大きさのキノコとか、いかにもファンタジーな、蔦が絡みついた大樹とかあれば、考えるのを放棄したくもなるってものだ。

 何はともあれ 「ああ、だるい」


視界に入ったのならば感謝に堪えませぬ

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