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あっくっく  作者: 河野やし
亜空の門
36/42

セニョー・Kとダルドールズ2

郵便ポスト邪運化は手足を縮めて固まったように転がっている。

「なんだ一発でくたばったか、弱っちーやつ それともワタイのパワーがアップしたのかな」

グウマが優越感にひたっていると、たった今倒したはずの邪運化がよみがえった。

“マグレッター”

言葉のような、鳴き声のような、奇妙な音を発した後、

「ドコ、ドコ、ジャーン!」

と叫んだ。

「おし、とどめのひと太刀どい!」

グウマが上段の構えをした時、頭上からするどい影か降って来た。

“シャッ”

“ビシッ!”

グウマの振り上げたタタッ剣を振り落とした。

「な、何すんどい!」

“スタッ!”

“スタッ!”

“スタ、スタッ!”

グウマの前に現れた四羽の鳥。

「オマイら何者どい、ワタイの邪魔をするとは鳥邪運化どいな」

グウマはタタッ剣を拾い直して、四人に目をやる。

「オマイらコンドルか」

四人は大きな羽のコンドルに同化していた。

まつげの長い大きな目に、尖って曲がったクチバシ。

肩と腰に白い羽をまとい、長い足には鋭い爪があった。

「もうこれ以上、攻撃しちゃパッチームよ!」

「な、何どい!」

「郵便ポストの仲間どいか!

相手になるどい!」

「このアンピーはやる気よ」

「ポー、ぜんぜんわかってないわ」

「パオ、迷惑だわー」

「プース。困ったアンピーね」

四人は武器と思われるバトン状を構えた。

「ピーピーピーとうるさいどいな」

グウマは多勢殺法、山猫の殺陣を繰り出す。

“シュパスタバシュッタン!”

「キャッピー!」

コンドル達は打ち込まれ、傷を負った。

「パンク、油断した」

「ブース、結構やるわね」

「いくよ!」

四人とコンドル邪運化と戦士グウマの戦いが始まった。

「パクシー!」

“ビシッ!”

“バシ!”

“ビュン!”

「うんなあ、ドンタコ!」

“バシュッタン!”

相手は四人だが天狗道場で鍛えたグウマは一歩も引かない。

「ふん、複数敵の模擬戦もさんざんやってきたどい!」

“バシュバシュバシュ……!!!”

「ピークル!」

コンドル達は劣勢になってきた。

グウマがさらにくい込もうとした時だった。

「パッキャオーーー!そこまで!」

戦いの中に割り込む者があった。


「だ、誰どい!今度は」

「敵ではないだーる」

戦士ようだった。ヒゲにサングラス。

頭に布を巻き、背中にマント、腰に武器らしきマラカスを下げている。

胸に飾ったプレートにはKと書いてある。

「うんなー!仲間だろい!」

攻撃モードのグウマはその勢いでタタッ剣を振り下ろした。

“スタッッパン!”

サングラスの人物は軽くマラカスで素早く受け止め、タタッ剣を交わし、グウマのフトコロにはいってのど元にサングラスの尖った耳かけを当てて止めた。

「う、うう……」

グウマを遥かに越えるチカラの持ち主だった。

サングラスをはずした顔は青かった。

動けないグウマからゆっくり離れ、再びサングラスをかける。

「紹介しよう、ここに居るレディーは《ダルドールズ》

そしてミーはリーダーの《セニョー・K》だーる」

「はあ?」

「ユーと同じ《ワタ我士》つまり亜空の戦士だーる」

「亜空の戦士?ワタ我士か」

「アンピーも亜空のワタ我士でしょ?

ウリおじちゃん、お名前は?」

「ワタイはウリ・グウマどい」

「ふーん、こんな後だけど、よろしくパロー!」

「よろしくパロー!」

ダルドールズはさっきまで戦いがウソのように軽いノリで、ポーズをとった。

「う……」

グウマはそのノリについていけなかった。

「ワップス!そこにあるは何だーる?」

「何どい」

「も、もしやあっくる玉だるか!」

「パンピー!あの伝説の?」

グウマの首に掛けているあっくる玉に気がついた。

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