マクラウリの夢1
———マクラウリの夢の中
“モザザザザーーーン”
落ちて来た石のおかげで、空洞に落ちたクマさん。
辺り一面すさまじいホコリの粉塵。
クマさんは無我夢中で上に向かってもがいた。
真っ暗な中、手に当たるのはガレキばかりで何も見えない。
呼吸もきつくなる。
これまでか……と思った時、手の届くあたりに光る何かがあった。
“ぴやあーーーーーーん”
クマさんには希望の光だった。
ほのかな光をクマさんは薄めで見つめる。
光はクマさんを導くようにホコリを分けて、一定の方向に強い光を放っている。
「ごあああああああ……!!!」
クマさんは手に当たるすべてをかき分けて光の方向に進んだ。
『じっじん、あれは何?』
『ワタイのピンチを救ってくれた光どい』
クマさんは夢中でホコリとガレキをかき分けて横に、そして上に進んでいった。
「うおおおおおおおっ!
出た出た出れたどーい!」
どうにかこうにか、地上に出てこられた。
“ホサホサホサホサ……”
全身ホコリで灰色だ。
「うん?重いどい」
気がつくと、背中に何かおぶさっている。
ホコリだらけで目だけがキョロキョロした者が。
「ええーい!降りんか、こら!」
無理矢理、背中からおろし、こびりついたホコリを落とす。
“スサ、スサ、スサ……”
『あっ!ばっばん』
『若い頃のばっばんだ!』




