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あっくっく  作者: 河野やし
亜空の門
16/42

マクラウリ

亜空はクマさんにいろんなホントを見せてくれる

亜空のホントを知るうちに、どうしてクマさんは亜空に呼ばれたのか、やっとわかった


---亜空界

元気になったクマさんの冒険は続いていた。

「おあああー!何もかも新鮮どい!」

“ぴょーん!ぴょーん!ぴょーん!”

亜空界は独自の動物や植物が生育している。

ストロー水草の生える湿地帯、コウモリ木の森、現空界では見た事もない原野地帯をクマさんは旅する。

「ふう、腹へったどい。どこかに食べ物はないかな」

ツタの生い茂るジャングルを空腹で歩いていると、ツル植物の実が目にはいった。

「お、ウリがなっとる。

うまそうどい」

クマさんは顔くらいもあるウリにむしゃぶりついた。

“シャウシャウシャウ!”

腹が満たされると急激に眠くなった。

「ああ、どこか横になれるところはないどいか」

運よく、大きなウリの実を縦に割ったような形をしたものがあった。

「おおー!こりゃまさにベッドやな」

クマさんがその上に横になるとちょうどぴったりだった。

「ワタイにぴったりの形しとるどい!」

クマさんがまぶたを閉じると、頭の後ろからにょきにょきとツルがのびてきて、頭や体を優しく包んでいった。

“もやもやもやもや……”

すっぽり包まれたクマさんの頭の中に夢を誘う成分が漂う。

これは亜空の危険な食肉植物マクラウリの罠だった。

獲物をとらえると、夢を見せながら、ゆっくり溶かしていく。

“とろとろとろとろとろ……”

挿絵(By みてみん)

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