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明かされる真実 ~ 少女の想い ~ 15
「私はもう迷わない。
何もせず後悔するのも、
勇気を出せなくて踏み出せず後悔するのも、
もう絶ッ対に嫌!
伝えると決めたの、コノ想いを…。
だから、明様を探しに行く。
私は、アノ人にアイに行く──」
ラシュフェーニカが天へとかざした手をそっと握る。
ソノ目には、力強い光が宿っていた。
風蘭はラシュフェーニカを離すと、自分よりも小さくて可愛らしい可憐な少女を見て、静かに頷いた。
ソノ目にはうっすらと涙が滲んでいたが、力強い光が在った…。
もう彼女の中に、迷うモノは何一つ無かった。
少女はソノ可憐な姿には似合わない、大きな美しくも恐ろしい翼を広げ、力強く前を見据える。
…彼女の中に、もう迷うモノは、何一つ無かった──。
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