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明かされる真実 ~ 少女の想い ~ 4
…その翌日だった。
大雨の中、天が渦を巻き口を開いた。
天から雨とは別に、雨の騒がしさが消えたかと想うくらい…、美しい音が降り注ぎ、それまで三百年と伝えられるときの中静かに何の音も立てずたたずんでいた《澄音》が光を静かに放ち、遥か遠く、世界の果てまで伝える澄んだ綺麗な美しい音を響かせた。
そして天から一つの影が、大地に傷だらけの姿で落ちてきた…。
小さな影に駆けつけた者がまず見たと話したのは、絵図でしか見たことのない神話に現れる三神獣と呼ばれる存在が、落ちてきた小さな影を護るように立っていたとのこと。
三神獣はその後、集まってきた民の中に手を合わせて拝む者、それぞれの作法で拝む者の姿を見て、静かに消えていったというが、ソノ日のソノ現象はすぐさま大きくいろいろなところで取り上げられてた。
…ソノ、天から降ってきた傷だらけの影こそが、後に十八代目天空ノ巫女──カグヤ・ソフィラプラドとなる、幼き少年──明であった。
今から四年前の、当時ラシュフェーニカと天から現れた少年──明が、まだ十二歳という年の出来事である。




