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片恋円舞曲 第一巻 少女、飛翔  作者: 桐夜 白
光と闇
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光と闇 10

「神聖なカグヤ様に、そんなことありえるはずが無い!と、誰も言えやしないしね。

それに…、実際、カグヤ様は何かを抱えてらした。

驚くほど深く、重い悲しみを…。


コレが負ノ感情であると仮定したら、魔神──フレギアントはカグヤ様の“悲しみという負ノ感情”に手を伸ばした、ということになるが…、どう想う?」



「……アノ方はラシュフェーニカと街の祭りに出るまでは誰にも心を開かなかった。


ソノ頃のカグヤ様の目や言動には、確かに拒絶や悲しみ、憂い、何かの迷いがあった。

ソレが急にすっとなくなるとは考えにくい…」



「飲み込まれたカグヤ様を救い出せたのは、実際本当にギリギリのところだった。

もう少し遅かったら、他の二人のように“同化”してしまっていたかもしれない。


ソノ時の嫌な予感と気持ちが、……実は今してるんだよ」




ユエイとジルベルトが重くも現実を受け止めながら話し、最後にユエイが顔をしかめて言うと、ジルベルトは目を見開き、少しして唇を噛んだ。



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