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第一ノ火 見失いし光と逡巡する弱火(じゃくび) - 悲しみに埋もれる火
ーー明けぬ夜はないのだと アナタは仰られました
古の誓い もう一度 アナタに出会えるのなら──
ーー夜は明け 眩い光が差し込む
今度は 私がアナタを護る──
ーーソノ暁の光は まるで温かいアナタのよう
アナタに護られ かばわれ 生き延びてしまったコノ生命──
ーー桜の花は咲き誇る 悠久の時の中でも 凛と 何よりも美しく
コノ古の誓いを 果たすために 私は──
[ - 第一ノ火 悲しみに埋もれる火 - ]
取り戻すと決めたのだ
アナタを
私は前に進む──