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光と闇 3
朝日が降り注ぐ。
天へと両手を持ち上げ、手を重ねて手の上の首飾りに日ノ光をあてる。
ソレは十八代目──カグヤから賜る予定であった首飾り。
ソノ日はもう、今はカグヤが行方不明となってしまったが為に行われることはなくなってしまったが…、コノ首飾りは《四自然神》の長たる《火ノ宮》に授けられることが決まっていた。
ラシュフェーニカが首飾りを握り締める。
歌声が響いた。
強く、力強く、高く、美しく。
ソレは天へ、祈りと決意を捧ぐように──。
少女の決意を、伝えるように。
──カグヤ様…
私はアナタと共に歩いてゆきたい…っ
もう立ち止まる時間は終わりにするの!
私は前に進む。
アナタにアイにゆく──
ラシュフェーニカが天に強く想いを歌い紡ぐ。
何よりも強く、美しく──。
透き通ったソノ美しい歌声を遮るモノなど何もなかった。
━━パチ、パチィッ
火が大きな音を立てて燃え上がる。
ソノ火がまるで鳥のように姿を変え、…火ノ鳥がラシュフェーニカの目の前で両翼を広げた──




