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片恋円舞曲 第一巻 少女、飛翔  作者: 桐夜 白
序ノ火 決意の天火(てんか)と降り注ぐ歌声
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序ノ火 決意の天火(てんか)と降り注ぐ歌声 4



*



天空の上、地より遙か天に在る、空に浮く大地。

民はソレを《問いかけの大地》と呼ぶ。


天空ノ巫女(ユリーシャ)──カグヤが、神々へあまねく生命へ、祈りと想いの歌を捧ぐからだと、地の名の由来を語る者達は言う。



語る者達は“貴民(あがたみ)”と呼ばれ、大地の中に広く住む。

ソノ中でも一部の者達は、カグヤの住まう《問いかけの大地》で最も清らかな地──《凛浄》で、カグヤと共に住まうことを許されていた。



カグヤは女神──イサナの神託によって選ばれる高貴で尊き存在。

“平和ノ象徴”として、民々に強く崇められる清らかな存在。


そんな尊き天空ノ巫女(ユリーシャ)──カグヤは、《凛浄》の中心の神殿に住まい、ソノ下に四方を少し低い段状になった社──《火ノ宮》、《水ノ宮》、《土ノ宮》、《風ノ宮》に、四人の眷族と神官達を住まわせている。



カグヤのソノ御姿は滅多に見れないとされるが、多くの歴史や神話、伝承、伝説、民話、語伝(かたりづたえ)を深く濃く知る一部の貴民は、《凛浄》の者からカグヤの側につくことを許される。


彼女──ラシュフェーニカもまた、そんな選ばれた貴民の一人だった…。




 。



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