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やっと知ることができたモノ 6
──いつだったか、アナタがこう仰ったことがあった。
ココは、人から全てから隔離された、牢獄のようだと…。
ラシュフェーニカは必ずしもそうだとは思わない。
ソレは今まで自分には、《凛浄》で暖かい人達と笑顔や言葉で囲まれていたから。
でも明は…?
十八代目天空ノ巫女──カグヤは…?
神視される最高祭主という御立場が故に、彼に対して気軽に接することができる者など、居ただろうか?
自分でさえも、
他の世話係でさえも、
付きっ切りでいたはずの護衛部隊隊長でさえも、
彼にそんな気軽にポンポンと触れ合って笑いかけていただろうか?
──…悲しいはずだわ、だって明様は、ココでずっと、寂しかったんですもの
ここまで来て、やっと、ソレがわかるだなんて…っ




