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動き出す歯車と古からの決意 12
「《水ノ宮》──
まさか…っ」
ユエイがそう言い、役人達がピタッと話しを止め、目を大きく驚きから丸く見開き、誰もがユエイを見た。
ユエイが冷や汗を流しながら、深刻な面持ちで口を開いた。
「ソノ跡…、恐らく《四自然神》の《水ノ宮》──カグヤ様の護衛隊長殿のモノかもしれない」
「?!」
役人頭をはじめ、多くの者が強く驚く。
「バカな…っ!
何故っ、何故っ!!
何故護衛隊長殿が…!!
アノ方はカグヤ様の護衛隊の中でも、ずば抜けた実力と判断力を御持ちの方なはず!!
そんなの…っ!!」
ソノ声が辺りに響く中、ユエイが続け、断言する。




