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片恋円舞曲 第一巻 少女、飛翔  作者: 桐夜 白
序ノ火 決意の天火(てんか)と降り注ぐ歌声
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序ノ火 決意の天火(てんか)と降り注ぐ歌声 2

天空(そら)に歌声が流れる。

ただ寂しそうに、ただ悲しそうに。




──過去なんてモノにもう捕らわれず、歩いてゆきたい。




天空に歌声が流れる。

ただただ寂しそうに。

ただただ…、悲しそうに…。



彼女は想った。

この《凛浄(りんじょう)》と呼ばれる地の、中心より低い四方の段。

十字の頂点の社──《火ノ宮》の中で、歌声が伝うように流れ、響き渡る。

ソレはただ寂しそうに、ただ悲しそうに、静かに伝う。



天空に浮く大地──《問いかけの大地》よりもさらに上空に浮く《凛浄》は、天に最も近く、建物のソノ美しき姿から、“天空ノ花”、“天の羽衣”、“天の羽根”など様々な呼び名が在った。

数多くの呼び名が在る《凛浄》だが、天空ノ巫女(ユリーシャ)──カグヤの(もと)につく者達は、皆揃って《凛浄》と呼んでいた。


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