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動き出す歯車と古からの決意 7
ラシュフェーニカの言葉に、辺りは一瞬静まり返り、そしてすぐさま役人の一人が机を大きく叩いて立ち上がった。
「ッハ!
そうだ!!
十八代目カグヤ様はッ、“グラムヴィル”だ!!
(グラムヴィル:旧時代にロボットと呼ばれた存在。
グラムヴィルはロボットと違い、鉄や鋼を一切使わず、光科魔金と人工皮膚によって、意思を持って自ら動くことができる“生きた機械”。
人と同じで感情を持ち、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、笑い、願い、祈り、歌い、踊り、食べ物を食べ、お風呂に入り、眠り、痛みも苦しみも感じ、優しさも愛情も持つ。
そして温度も持ち、触れ合えば互いのぬくもりも感じられる。民が滅び行く世界から立ち上がる為に、願いと祈りを込めて生み出された、民の想いの結晶とも呼べる愛おしい存在)」
ソノ言葉が強く大きく響き、瞬間、一斉に会議の場の全員の時が動き出した。
それはまるで、止まっていた歯車が音を立てて動きだすように。
大きく、まるで、希望の光と音に突き動かされたように。
「そうだ、十八代目カグヤ様はグラムヴィルだ!」と、誰もがそう言い、隣同士、離れた者同士、ソノ場に居た誰もが世話しなく希望に溢れた言葉を飛ばしあう。




