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片恋円舞曲 第一巻 少女、飛翔  作者: 桐夜 白
動き出す歯車と古からの決意
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動き出す歯車と古からの決意 5


──バン!!



重苦しい何かが辺りを包み込み、ただただ静寂のみが身を包む、異様な肌に纏う何か。

ソノ場に居た誰もがソレを感じて、誰もが口を開かぬ中わ部屋の外から走って来る鈴の音が耳につき、次いで部屋の扉は大きな音と共に勢いよく開かれた。



部屋中の目という目が一斉に、開かれた扉とソコに息を切らして立つ者に向けられる。

扉を開いた者は、髪に結わえた鈴を、息のあがった体が揺れる度に揺らして涼やかな音をたてた。




「…会議中、ノックもせず押し入り、申し訳ありません…!

至急、報告したいことが御座います!!


私は《火ノ宮》様の補佐と《風ノ宮》様の準補佐を務めさせて頂いております、

風蘭 李来(ファウラン・リャーライ(リライ フウランとも))でございます…っ!」




早口でまくし立てるように話す、短い髪を二つに結わえた少女。

部屋中の視線は、一直線に風蘭にへと集まっていた。



誰かの小さく、「風蘭(ファウラン)…?」と呼んだ声を合図に、風蘭は話し始めた。


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