動き出す歯車と古からの決意 4
「…ッ!
貴女はいつまでへこんでいるつもりだッ!
《四自然神》の長の位置たる“火”を司り、カグヤ様から“《四自然神》の頭首飾り”を授かる身でありながら…!
カグヤ様の側近頭にあるにも関わらず!
いったいいつまでそのような姿で居る気だッ!!
いい加減仕事にまともに戻らぬか!!
この役立たずッ!!」
「?!
オイ、アンタ!」
「双方、共に落ち着きくださいませ!」
机を大きく叩く音と怒号が響いた。
ユエイがラシュフェーニカに向けられた上級役員の言葉に強く怒りを表したのだ。
「口を慎め!
先程の言葉を改めよ!!
お前の目の前に居るは、《四自然神》の四巫女の一人にし、
十八代目カグヤ様御自らの意思によって選ばれた十八代目カグヤ様の側近頭であるぞ!!」
「甘やかされるのはやめられてはいかがか、《土ノ宮》殿!
《火ノ宮》殿は今は“機能”していないッ!!
役立たずと言わず、なんと言う!!」
「機能だと?!
お前は人を何と見ているのか!!」
「使えぬ者はいらぬ!!
ソレに《火ノ宮》殿は、天幻才の──!
ッ?!」
ユエイと上級役人が口論となり、ソノ凄まじさに誰もが見ていることしかできなくなった時、上級役人が次に言いかけた言葉を飲み込んだ。
ユエイが土の力、大地の力を使って、中心に在る木の枝を操り、上級役人の口を手で塞ぐように覆ったのだ。
ユエイの目が、それまで見たことのない程の冷たさと責めるような色を称えて、強く上級役人を睨みつけていた。
辺りが一瞬凍え、上級役人も押し黙る。




