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動き出す歯車と古からの決意 2
十八代目カグヤが居れば、ソノ場は粛々としていて神聖な空気が雰囲気となり漂う会議の場。
けれども十八代目カグヤが居なくなってからというもの、会議には重苦しさと緊張感、ピリピリとした空気が満ちていた。
「神殿前の流された血は、誰のか特定はできましたか?」
「カグヤ様の行方は?」
「行方不明になった他の者達は見つかったのですか?」
「原因不明のアラート音の原因究明はまだですの?」
「何故何も分からない!
調べているのはコノ《問いかけの大地》の誇る、神宮警察ぞ!
《閉ざされた大地》の王朝警察と皇宮警察からは何か情報は?!
まだかっ!!」
各々がカグヤの安否を、行方不明になった者達の安否を問う中、大切な家族への焦りと不安が辺りには流れ出す。
ラシュフェーニカが各々の集う大きなテーブルの中心──十八代目カグヤの願いによって設けられた噴水と、さらにソノ中央に植えられた木を静かに見つめる。




