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- 面影 - 2
広大とも呼べる《凛浄》の大地。
ソコは中央に巨大な大樹がそびえ立ち、ソノ下にカグヤの神殿が、さらにソノ下にカグヤの補佐をする四人の巫女──《四自然神》の各宮が在る。
神殿と四つの宮の周りには、森林と水路とも呼べる川と橋が至るところに在る。
噴水、アーチ、柱も多く在る不思議な風景。
ソレがカグヤを取り囲む、普段の周りだった。
しかしカグヤと《四自然神》達は、ソコから少し離れた所に在る、長くて大きな館に行くことも少なくはなかった。
館は、カグヤと《四自然神》以外の、《凛浄》の者達が住まう場所で、各々の仕事もソコでしている。
またソコには、国から《凛浄》の管理と環境維持を任された長と呼ばれる者と、副長や、カグヤの護衛部隊──《ヤハトメイ》も居た。
国でいう政を行う場所も館に在る為、カグヤと《四自然神》は“見つめる為”、ソノ場に居ることも在る。
十八代目カグヤがソノ場に居るだけで、凛と鎮まり返る。
清らかで崇高なる存在。




