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心配する支える手 3
「お前、《四自然神》の定時会議も何もないだろう。
アノ事件の折に、《四自然神》の《水ノ宮》と《風ノ宮》は共に行方不明。
残ったのはこの私──《土ノ宮》のユエイ・ヲカシと、アノ子──《火ノ宮》のラシュフェーニカ・ヴェアトリーチェ・ムーランカだけ。
会議も何もないじゃないか!
それに、いい加減折れたらどうだい!
定時会議は《四自然神》の各宮の中央──カグヤ様の神殿で行われるのが通常であるが。
お前…、ラシュフェーニカのこともちゃんと考えておやりよ!
アノ子が今、カグヤ様のいらっしゃられなくなった神殿で仕事をするのが、どれ程辛いことか…。
これまで同様、カグヤ様が戻られるまで、定時会議は館でする」
「しかし…!
神殿と宮から、館までは距離があります!」
「いいんだよ、今はそっちでの方が皆もはかどる。
ほら!
分かったら早く館の者達にソレを伝えに行きな!
アタシゃあ、ラシュフェーニカを連れてくからさ!」
「…」




