105/127
隠されし歴史 7
民はもう、争いを望んでいなかった。
もう、争うことなんてしたくなかった。
母なる惑星━━ソエユが滅びの危機に瀕する。
ソレはつまり、自分達の住む場所が無くなるということ。
家族が、居なくなってしまうということ。
“旧時代”の多くの争いで、
ソノ大きな世界を巻き込んだ争いで、
多くの民が命の光を失った。
ソノ事実が、今も…、長い時の流れた今も大きな染みとなって傷跡となって残っていた。
だからこそ、民はソレを忘れぬように残していた。
もう二度と…、争いが起こらぬように。
もう二度と、過去の過ちを忘れぬように…。
しかしソレが、“奴等”という者達によって引き起こされて意図的に進められていたなど、誰が信じられようか?
誰が納得できようか?
そんなこと…。




