表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

心入者 共通シナリオ①恋泥棒あらわる

“それじゃあいってくる”“戸締まりはしっかりね”

高校の夏休み、両親は二人だけで海外旅行へ行ってしまった。


つまり、これから独り暮らしをすることになるのか――――


夏休み中ずっと家にいるだけ…ものすごく退屈なんじゃないだろうかそれは、自慢じゃないけど私には友達や彼氏などいないしどうしよう。


ただ性格が悪くて嫌われたとか高校デビューに失敗したとか、そういうわけではない

たんに勉強をしているから遊ぶ暇がなかったというだけである。


寂しいことなんてないおかげで成績はトップ、このまま維持すれば将来いい大学に行けるはず。


いま頑張っていい会社に就職してそれから友達を作ればお金にも困らないしまともな友達も出来るだろう


そんな事を考えながら現実から目を背けていたけど、少しだけ羨ましいと思うときもある。


でも未来の幸せの為に今を犠牲にしてでも――――


「とか始めは宣言したんだけど…やる気なくなっちゃった」

大体勉強に集中したいからってなにそれ。


「友達沢山、は諦めた!!とりあえず彼氏一人でいいから神様おねがい!!」

なんて祈っていたら――――


「泥棒って、恋愛対象に含まれる?」

――――不審者が現れた。

でもかっこいいしいっか、それにこれは神様からの贈り物かもしれない。


「泥棒?まだ盗まれてないから彼氏になってくれるなら見逃してあげる!」

気がつけば頭のおかしなことを言っていた。


「もう盗んだよ…それは君の心」

イケメンな泥棒にお決まりのあの台詞を言われる。

見てるだけなら面白いけど自分が言われるとベタすぎて特になんとも思えない。

「あのさ、どうやって二階まできたわけ」

「そこの窓からよじ登った」

=====

昨晩暇をもてあまして二階の窓から星を眺めていた私の前に、見知らぬ男が現れた。


両親は旅行で不在、友人も彼氏もおらず。

退屈でしかたがないのがどうしようもなくつらい。

そんな時に現れたヤツはまるで砂漠に落ちた一滴の水。


「もう一度言うよ泥棒、私と付き合って結婚するなら通報してやらなくなくもないよ」

「えっどういうこと?」

当然だけど泥棒くんは驚いている。


「私に見つかったのが人生の刑務所だったね心内侵入罪で逮捕だよ」

「君も相当ベタな口説き方するんだね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ