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船出。

作者: caem


 汽笛がなるたび思い出す あなたの形見を握りしめて


 灯台にも近づけず 高台のさらに丘から 眺めているだけ


 船が港を出てゆくのを 大勢が別れを告げてゆくのを


 ただ黙って眺めている 冷たい風を頬に浴びて 薄目で

 

 また出稼ぎに向かう あなたの後ろ姿だけが


 また会えるだろうと そんな気がしてならないから


 膨らんだお腹を擦ってみると ポコンと蹴られた


 もう二度と帰っては来ない 二人だけで生きてゆこうと


 漁師になるからと 言われた 争えないな 血すじは


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