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たとえ明日世界が滅びるとしても、私は今日桜の樹を植えよう

作者: 逢乃 雫

桜舞い散るこの丘で


あの日 見果てぬ夢を語り合ったね


大切な何かが そこにはあって


澄んだ夕陽が心の奥まで差し込んだ



桜は不思議な花


咲き誇るために すべてを捧げる


でもだからこそ


人はその美しさに惹かれ


一人ひとりの心に


鮮やかな感動という実が残る



画面の向こうで 誰かが言っている


ボタン一つで 世界が滅びるかもしれないと


何故そんな世界になったのか 


誰が子供達に教えるのだろう



たとえ今日 世界が色を変えてしまっても


その花びらで 埋め尽くしてほしい


そして人々の


心と頬も薄紅の色に


染め上げてほしい



何度散っても 枯れることなく


また咲こうとする あの桜のように


希望という種は


誰にも奪えない




桜舞い散るこの丘で


今年の花は もうあとわずか


でもまた春は来ると そう信じて



たとえ明日、世界が滅びるとしても


私は今日、桜の樹を植えよう














お読みいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
「宇宙から見た地球に国境は無い」  拝読して、これを言われた宇宙飛行士の志す思いと重ね、聖蹟桜ヶ丘の公園に植樹された宇宙桜を観に行った日の事を思い出しました…☆  ちなみに公園の高台は、Salyuの…
[良い点] ただの詩ではなく、歌詞のようだと思いました。 だれかメロディーを!!! [一言] すごいバラードになるような気がします!
2024/04/27 01:12 退会済み
管理
[一言] とても素敵な作品ですね。 タイトルが非常に印象的で、作品内の言葉も心に響きました。 「希望という種は 誰にも奪えない」 仰る通りですね。 逢乃さん、素敵な作品をありがとうございました。
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