表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

3話


――人狼達が焦っている頃、魔王城では――


「準備は出来たかーい?」

「まだ5分しか経ってませんが出来ると思いますか?」

()()()()()()()()()と――」

「うるさい!黙って待ってなさい!」

「っ…はい…」

「よろしい。」


 暇だからとシーザーが怒らせた悪魔は地震雷火事カレロフと言われるほど()()()()()()であった。

ここは()()()執務室であるはずだが、なぜか()()()()()()()()()にその姿はなく、代わりに殺気立った黒髪のイケメンが座っているのだ。

そんなカレロフの前に正座している方が魔王というのは、他の者から見ると――二人きりなので他に悪魔はいないが――とても珍妙(ちんみょう)であった。

 そんな二人だったが、カレロフは戦闘能力も高く、雑務に限ると誰よりも優秀であったのでワンオペで魔王軍の参謀(さんぼう)をしていた。そんな彼の口癖は「私と同じぐらい優秀な者は増えないのですか?」だった。


「魔王様、準備が出来ましたよ。」

「そうか、では()くとするか。」

「今行くのですか?今は夜なので人狼の方が有利ですよ?」

「準備ができたのでは無いのか?」

「出来ましたけど今すぐ行くべきとは言ってないですよ」

「なんだ…待っただけ損じゃないか。今日は寝るとしよう。どうだ?一緒に寝るか?」

()()()()()()。その体重で潰されては起き上がることも出来ませんので。それに私も魔王様も睡眠は不必要では?」

「人が太ってるみたいな言い方をするな!まぁ寝る必要は無いんだが、いかんせん暇でな…」

「面倒くさがりなのか暇が嫌なのかどちらかにしてくださいよ。」

「善処する!」

「さいですか…」


 ――魔王が寝たのを確認したカレロフは溜息をついた。


*


  起き上がった魔王が見たものとは――

「ふぁ…あ?なんだこれ…」

――地面を埋め尽くす真っ黒な悪魔による五千の大軍だった。


「おいカレロフ!こんなに居るとは思わなかったぞ!自慢じゃないが私に人望がないのは知っているからな。」


 そう言いながら魔王は執務室に駆け込んだ。


「私の人望なので心配しないでください。そんなことよりも――「そんなこと!?」――さっさと制圧するなりしてきてください。」

「私は無駄な殺生が嫌いだから時間がかかるかもな。」

「言い訳はいいです。魔王様は()()()ので皆殺しにしてしまわないか心配です。あと、人狼は斥候(せっこう)遊撃部隊(ゆうげきぶたい)として優秀なのでちゃんと残しておいてくださいね。」

「殺すと後がめんどくさいから大丈夫だ!…とりあえず()ってくる。」

「とっとと行ってきてください。ですが、ご武運を。」


――そうして魔王軍五千あまりは南へ出撃したのだった

読んでいただきありがとうございます。

作者は逃げる癖があるので逃げるな書けと言われると書くめんどくさい生き物です。

清き感想をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ