進化したぜ。
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『栄養ドリンク(300ml増量)』
Lv 1/20
HP 100/100
MP 50/50
技能
ユニークスキル『内容物変化』『液体作成』(水、酸、栄養ドリンク、ゴブリンの濃血)『天の声』
ノーマルスキル『水魔法』
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『ご、ゴブリンの膿血?』
謎のスキルに私は驚きを隠せなかった。
だって血だよ。血。しかも私ゴブリンでもなんでもないし。
これ何が原因で手に入れたの…?一旦他のスキルから推測してみよう。
多分だけどこの()内の奴が膿血と関係してるんでしょう…()内は液体でその前に書かれてる文字が液体生成だしね。
まずは何が作れるのか箇条書きにしてみよう。
水
酸
栄養ドリンク
ゴブリンの膿血
この4つか……
1番初めから使えた酸はこの法則に当てはまらないと考えていいでしょう。
あと栄養ドリンク、まず見た目が栄養ドリンクだしね。
水とゴブリンの膿血………私ひとつ思いついたんだけどそれだったら水の説明が出来ないのよねぇ…。
溶かした……いえ、『捕食した』物と考えればゴブリンの膿血がある事に違和感はないのだけれど。
水に酸なんてかけた憶えないんだけどなぁ……。
そもそもいつ私は内容液…いや、液体生成か…を使ったっけ…。
えぇと……まず酸を使えるってわかったのが蹴られた後草が1部ないって気づいた時の事でしょ…
……ってこれか!そうじゃん植物溶かしてたじゃん!私は何を言ってるんだ!?
じゃあやっぱり、溶かした物…更にいえば捕食した液体が液体生成の物になってるのか…
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さて、液体生成の話も終わったし魔法の試し撃ちの時間だぜ!ひゃっほい!
もう夜だけど洞窟で私自身栄養ドリンクだから関係ねぇやい!
じゃあ洞窟の中にGO!GO!
なんで外じゃなくて洞窟なのかって?
いや?私も初めは外にしようと思ったんだよ?だけどなぁ…
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数分前
『魔法だ、魔法だ。らんらんらん♪』
『魔法だ、魔法だ。らんらんらん♪』
これは跳ねながら試し打ちの相手を探し回ってた時の事。
ん?何だあれ明かりがある。
あ!人間さんだぁ!
試し撃ち…してみるか!
で、焚き火なんて囲って何してるんだろう?
と私は草むらから覗き込んだ
栄養ドリンクが覗き込むと人間達は鉄槍で貫いた鬼みたいなのをそれぞれがちぎってムシャムシャしていた。
ふぇ?(ガサッ)
「あ?おい、今草むらの方から音がしなかったか?」
ぎゃああああ!!
あの人ら何食べてんの?お、鬼?鬼だよね?ゴブリンの5倍ぐらいの身長の赤い鬼を食べてたよね?
こっわ。
び、びびったわけじゃないけど戦略的撤退!戦略的撤退だから!
~~~~~
ということがあったのだゴブリンを倒して調子に乗っていた私をどん底に突き落としてくれたよ…本当に…
し、進化してから外に出よう…具体的にいえばあと2回くらい進化してめっちゃ強くなれたら…
次回から洞窟編!