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我が名は栄養ドリンク!  作者: 栄養剤
異世界《ファーマート》
6/7

side··巡回ゴブリン

 お願い!私を許して!▓▓▓!

そしていつもみたいに私を…助け…


~~~

 私は親友と電話をしていた。いつも通りバカみたいな話して笑っていた。


 だけど、その時は突然訪れた。

 親友の言葉を遮って肉のすり潰れる音と金属の擦れ合う不快音が鳴り響く。

 私は一瞬何が起こったのか、分からなかった。


 …いや、分かりたくなかった。

 

 そこから話はドンドン進んだ。

 その時のほとんどを私は覚えていない。

 だけど、何があったかを親友のお母さんに話す時のあの目だけは忘れることはない。私が悪い。


 私は忘れたくて…何も考えずに学校に向かった。

 でも…その時私を襲った言葉は


 『殺人鬼』だった。


 一人が言い出すと、もう一人が言った、そしてみんなが言いはじめた、クラスを覆う私への罵声。

 先生が止めるまで、それは続いた


 先生が止めてからも私の中では殺人鬼という言葉が響き渡っていた。


 私が遊びに誘ったから?私が話したから?私と遊んだから?


 私が居なかったら、▓▓▓は、助かってた?


 私のせいだ…私のせい…私が悪い…

 私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私も死ぬべき私が悪い私が悪い私も死ぬべき私が悪い私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき私も死ぬべき。


 よし、今から渡しも逝くね!


 首がきゅうきゅうと音を立てる。

 でも、▓▓▓の痛みに比べたらなんてことは無い。


 そして私は死んだ。



 真っ暗な景色の中、私の頭に声が響いた。


『貴方の[殺した]子はあなたを恨んでいるわ…』


 嫌だ!嫌だ!お願い!誰か知らないけれど、▓▓▓と会わせて!仲直りをさせて!


『安心して…あの子はこの先に居るわ…』


 …ありがとう!全部説明すればきっと分かってくれるよね!ね!


『何を言ってるの?許さないに決まってるじゃない、貴方が殺したのよ?貴方がこ・ろ・し・たのよ?』


…え?嫌!嫌!▓▓▓が居なかったら…私は…



~~~

偉そうな子供「なぁ、ネクラ…」


殺人鬼「え?なに?」

偉そうな子供「目潰しー!」


殺人鬼「キャアァァァア!」

偉そうな子供「黙れよ!」


???「何してるの?」

偉そうな子供「あ、▓▓▓、こいつイラつくよな?一緒に殴ろu」

ゴッ!

偉そうな子供「ガッ!」


???「ごめんね、殴りやすそうでイラつく顔だから殴っちゃった☆」


偉そうな子供「先生に言うからなー!」

タッタッタッ


???「大丈夫?」


殺人鬼「え!…あ、うん…」


???「目、充血してるじゃん!保健室行こ!」


殺人鬼「え…あ、ちょ、」


???「早く行こ!」

~~~


 嫌!嫌!嫌!またあんな生活に戻りたくない!

『あんたにはこれがお似合いよ?』

 黙れ!黙れ黙れ黙れ!私は、私は…ネクラじゃない…


『大丈夫よ落ち着いて…私の言う通りに行動すれば、きっとうまくいくわ…だから…私の言うことをぜーんぶ聞くのよ?』


 ほんと!お願い!なんでも聞くから、私を助けて!

『分かった。…今から貴方は目覚めるから…私を信用してね?』


~~


 あんな言葉…信じなかったらこんな目にあってなかったのかな?


 あの声はこの謎のガラス瓶と戦ってから、聞こえない…


~~~~~

 痛い…痛いよ…もしかして私…死ぬ?

 ▓▓▓ちゃん、ごめんなさい!許して!謝ったから!謝ったから!


 だから、あと1度だけ、…あと1度だけでいいから、私を…助……


 …いや、これは罰か……

 今の自分の言葉を思い返して気づいたよ…私はただ自分が助かりたいだけなんだ…それを貴方のせいにして…ごめ

???『ごめんね…』


 え?!なんで貴方が謝るの?!悪いのは全部私なのに…


 ごめんね…本当にごめんね…

 もう、私は何もすることは出来ないけれど…


 あなたの事を応援し…


て   …る



…  か……ら…

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