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《1-17》

書きたかったシーンがやっと書けます





ラベンダーは、その香りがとても特徴的であり嗅ぐと爽やかでありながら鼻孔にのこる。僅かに甘く、草木の瑞々しさまでかんじられる。複雑であり自然と頬が緩み体から適度に力が抜けるかんじがする。

安眠効果もさることながら、私はレモンバームとブレンドされたリラックス&リフレッシュ効果を好んで使用していた。

さらにカモミールを加えるとリラックス効果は上がる。

久しぶりに大好きだったハーブの話を始めたら止まらなくなり、効果だけでなく部屋での飾りとしてや持ち歩きに香り袋などついつい話が長くなってしまった。


「薄い布、レースやオーガンジーなどが一般的ですが、香りを遮らないようなものでした、敢えてガーゼで香り袋にしても楽しいのですよ。優しいガーゼは肌触りもよく、お裁縫もオーガンジーよりも扱いやすいです。部屋に置くのでしたら、ガラスの器に入れてインテリアにするのも個性を表していいですよ。あぁ、室内でしたら殿下にはレモンバーベナを加えたのもおすすめします。神経の緊張をほぐす作用もあるのですよ。ほら、あそこにある葉が細長く生えているもの!これはフレッシュハーブティーにとてもオススメなんですのよ!もちろんドライにしてポプリにしても香りが長持ちして優れものなんです!!!

もう、ここ(庭園)には本当に多種類のハーブがあって創造力を駆り立てられます。

ああ、あれなんかドライフラワーとして飾りたいと思ってたのだわ!乾燥させても色が鮮やかで私も本で見たことしかない・・」


「シルヴィア嬢・・・」


夢中になって話していると、フェリクス殿下が私の名前を呼んだ。


ん?


花壇のハーブを指さして話していた私はフェリクス殿下の声で其方に顔を向けた。

目の前のフェリクス殿下は、目を瞬き表情も硬く笑顔も崩れ、若干呆れたようにも見える表情をしていた。


あぁ、やってしまった!

前世の癖だ


好きなことについて、話し出したら止まらない!

相手の興味なんか関係ない、ってマシンガントーク炸裂し、普段の物静かでおとなしいとまわりが勝手に付けたイメージが壊れ、多くの知り合いが引いて離れて行ってしまった過去の失敗を忘れてしまった。


「・・・あっ、殿下・・・・・・」


冷静になると私は、どんな話をしていたのか思い出せない、趣味で入れ込んだ知識は話したところで挙げ足をとられることはない。しかし、言葉使いは?

心配だ

普段は淑女教育の賜物で意識しなくても言葉は、お上品且つ語尾も柔らかく丁寧な言葉使いができるようになっているが、前世の記憶を取り戻してからそれはもう一般庶民ですので気を抜くとついつい貴族令嬢の言葉遣いというのがどこかにいってしまうようなのだ。


失礼なことは言っていない・・・はず・・・よね?


「あの、・・・えっと、シルヴィア嬢、・・・・・・・・・・・・」


フェリクス殿下はシルヴィアの名前を呼びながらもその次の句を告げることができないでいた。

金の髪がキラキラと秋の陽の光に反射する美麗な顔は、昨年春に垣間見た少女のような中性的な美しさというより寧ろ磨きがかかりさらには男らしさが加わったことで凛々しい男性感があった。

あどけなさを少し残した少年でありながら男性的な目元が厳しく鋭く見える。

美形が睨むと少し恐怖も感じてしまう。


あぁ、やっぱりなにか余計なことを言ってたのかな?

何だろう。

あんまりにも殿下にリラックス、リラックスって勧めすぎて余計なお世話と思われたのかな・・・、たぶんそれだわ。

まぁ、そうよね。

よく考えたら好きでもない、いや今の状態を言うならばただの学友兼側近の妹でしかない私なのだからそう思うと先ほどの発言は出すぎたといってもいい。

しかも、興味がないであろう植物の話を延延と聞かされていたのだから、勘弁してくれと機嫌を損ねたに違いない。


・・・・・・如何しよう


仲良くなろうとさっき思ったばかりなのに

その意気込みはしぼんだ

それこそ、庭の花に語りかけるような()()()()()()()()()フェリクス殿下と仲良くなりたいと大きく膨らんだ勇気が、可愛らしいとはいえない厳しい瞳を見てその状況を理解した途端、やっぱり無理だと見るも悲惨なシオシオに萎んでしまった。

心の落ち込みは傍から見ても分かるほどで、上げていた顔は俯き重ねて握っている両の手を見てぎゅっときつく目を閉じると一巡したのち


「申し訳ございません!!!」


先手を打ってシルヴィアは謝罪をした。

何がフェリクス殿下の気に障ったのかは分からないが、このまま黙ってやり過ごせばきっとよいことにはならない

それでなくともアレックスはフェリクス殿下の側近。今は側近で後には実力を認められ父の後を継ぎ宰相になり王様になったフェリクス殿下の右腕となるのは必至。

そうなるのに妹のわたくしがレーヌ家の足を引っ張るようなことはしたくない。


前世ニホンジンのことなかれ主義の名残

兎に角謝れば事は収まる


うん、私そんな子だったな・・・

もう、好かれようとか思いません

嫌われないなら無関心でいいです。


綺麗な王子様に憧れは強い。

ゲームでもフェリクスのスチルの枚数も見所イベントも他の攻略者よりもダントツに多く、キラキラ輝くフェリクス殿下に恋した人が続出したとか。プロポーズのスチルなんて推しであるアレックスよりも緻密で画面で見るたび悶絶するほどの美しさがあったのよね。うふふ、私の前世の部屋にはフェリクスとアレックスのイベントスチルを引き伸ばしてプリントしたのが部屋に沢山飾っていた。

それがリアルで見れなくなるのはツライ

キャラデザ担当で絵師様のコメで「渾身の一品!これぞ理想のキラキラ王子様だ!!!」っ程、イベントのフェリクス殿下はヨイのですよ!!!

あぁぁぁ、見たい!!!

本当は、オトモダチポジでヒロインとのイベントあれこれを見たかった・・・

せっかくゲームの世界に転生したのに嫌われ者だとそのいくつものスチルに私はお邪魔虫としてでしか存在しない。

ギャラリーに徹しますからぜひとも、お怒りを納めていただいてこの後には私のことはきれいさっぱりすっかりあっさりまっるきりからっきし、塵さえも残らないくらいに忘れていただき無関心でいてほしい。

切に願う

そのためなら、頭を下げるくらい易いものよ!!!

二次元乙ゲーオタクの執念を舐めないでいただきたい!!!

尊厳(プライド)?そんなものにこだわりなんてないです。

だから、お願いします。

私のことは、無関心でいてください!



「えっ!?何故?」


「わたくし等が浅はかにも殿下に進言など、身の程知らずで本当に申し訳ございま」


「貴方が謝ることはない!!!」


頭を下げた私の言葉を遮るように、フェリクス殿下が大きな声を出した。

その声で俯き下に視線を落としていた顔を思わず上げた。

上げた瞳に移るフェリクス殿下はさっきの不機嫌というより、目を吊り上げて紅潮した顔で、怒っている表情だ。


私に謝るなって、つまり


・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・・私の謝罪など聞きたくないということ?



『ガンバレ~』

『オトコハドキョウダァッテイッテタジャナイカ~』

『イキオイダァ』


気がつくとフェリクス殿下の周りにはいくつかの妖精さんたちが囃し立てながら飛んでいる

もちろんフェリクス殿下には見えていない。

それでも感じるものがあったのか、何かブツブツ口許で呟いたあと、パッと上げた顔はいつもよりもさらに強い目力の恐ろしい表情をしていた。


・・・・・・睨んでる


まるでゲームの断罪のフェリクスみたいで、恐れ思わず一歩足を後ろに引いた。


「待て!!!」


「ヒッ!?」


フェリクス殿下と少し距離を持とうとして下がった分よりも多く距離を殿下は詰めてきて、さらにガシッと肩を掴まれた。

両肩を・・・


近い!!!


王子様らしい秀麗な顔をまともに正面から見て、怒っていてとても怖いのに、怖いくらいに綺麗な人で・・・、

ああ、美形が怒ると恐怖するほど美しいと聞くけど・・・

これは・・・

もう・・・

カッコいい整った顔のパーツ一つ一つを確認出来てつまりは・・・


さすが!攻略対象(メインヒーロー)!!!


こんな状況のくせに、見惚れちゃだめだよ!ワタシ!!!


さっきまでフェリクス殿下の綺麗な絵師様の一品スチルが見れないと思っていたところにこんな間近でご尊顔を見れたものだから、前世の私がシルヴィアとしての恐怖に打ち勝ち前面に出てきてしまった。


寄せられた形の良い眉、まだ幼さのある丸みを帯びた瞳、頬のラインが1年前に比べてシャープになり少し男っぽくなってきた。形の良い唇にすっと通った鼻筋。どれをとっても神的な絶対美の配置にあり綺麗の一言しか出てこない。


語彙がないのも勿論だけど、


本当に綺麗なものには綺麗という言葉が一番しっくり来るものだ


でも

できれば、この綺麗な顔で微笑んだ顔が見たかったな・・・


「シルヴィア嬢!・・・っ、いやっあの・・・」


こんな間近で麗しきご尊顔を拝すること、次は叶わないかもしれないと思って少し寂しく思っている中、両肩を掴んだままフェリクス殿下が口篭る。


あれ?


さっきまで睨みつけるように釣り上がった目をしたのに、いまは多少は和らいだ睨み眼がそこだけ赤らみ・・・

肩を掴む手には相変わらず力が入っているようで、少し食い込んだフェリクス殿下の手が痛いくらいで・・・


「・・・ここで言う・・・今日こそは・・・言うんだ・・・」


こんなに至近距離にいるというのに聞き取れない位の口元で何かもごもごと呟いているフェリクス殿下。

妖精さんたちもフェリクス殿下のまわりでさっきからずっとガンバレって言ってるけど、できたら私も応援ほしいです。

この状況を早く打開したい。


もう、一層のことまた謝罪をし早急にここを辞して、お兄様と街のお菓子屋さんに寄りたいのですが?

お兄様とのお城帰りの街デート、これってイベントにもあったのよね。

兄妹だけど私もついに、ゲームのように体験できるんだって思うと嬉しくて、エサ(街デート)につられてきたようなものだもの。

もう、いいでしょう。


王妃様とのお茶会もしたし、王妃様からの命令だったフェリクス殿下との王城ツアーも終盤だし、

いいよね、帰っても?


お兄様もそろそろ終わるのではないのかしら?


うん!帰ろう!!


そうしよう!!!


そう決めると、目の前で未だにぶつぶつ言っているフェリクス殿下に向けて勢いよく顔を上げた。








言うんだ!


今だ!!


今しかない!!!


そう、強く決意してシルヴィア嬢に顔を向けた


力が入りすぎた気がした



いや、


力が、勢いがつき過ぎた・・・


なんだか後ろから勢いが着いて・・・


勢いがつき過ぎたんだ



オトコハドキョウダ!


イキオイデイケ!!!



何所からとなく聞こえたこの声に突き動かされるように・・・



シルヴィア嬢に向いた僕と、僕にじれたのか何かを言おうとしていたシルヴィア嬢が顔を上げたタイミングが合いすぎた。


気がつくと僕の唇には柔らかなものにぶつかっていた。

でも、それはとてもとても柔らかな感触で・・・


何が触れたのか一瞬、思考が止まってしまった。


・・・?


目の前には驚きでピンク、青、水色、緑、とせわしなく彩りを変える見開いた綺麗な瞳があった。

それは、次第に潤み瞳を揺らがせた。




僕は



シルヴィア嬢に何をしている?


この触れている柔らかな感触は、シルヴィア嬢の唇?


先程まで、楽しそうにハーブについて愛らしい声が紡がれていた小さく艶やかでぷっくりとした()()唇なのか?


停止した頭が、現状を思い出してきたことで冷静になった。



僕のこの唇に触れているのは、間違いなくシルヴィア嬢の唇だ!!!!!




どのくらいこのままなのか・・・



離れなければと思うのに、体が、指すら動くことができない・・・・



シルヴィア嬢の肩を掴んでいるのは僕なのだから僕が動かないといけないのに・・・



何故!!!動けないんだ!!!!!








何が起こったのか分からない!


目の前には近すぎてぼやけてしまっているけど紛れもなく、フェリクス殿下の優しい水色の瞳だ!

その瞳はいいのよ!!!


それよりも、いまこの唇に触れている柔らかい存在が問題なのよ!!!!!



パニックです



謝って、帰りますって言うはずだったのに・・・



顔を上げた瞬間、フェリクス殿下の後ろのニコニコした妖精さんたちが見えたと思うとフェリクス殿下を押していた。


あっと、思ったときには目の前にフェリクス殿下の顔が迫り、ぶつかるように唇が重なった。


すぐに離れようとしたのに肩をガッチリ殿下に掴まれたままで後ろに引けない。

しかも、フェリクス殿下の体と頭を妖精さんたちが押さえてる!?


ちょっと!!!何をしてるんですか!!!!


今生は勿論、前世でだってしたことない、ファーストキスですよ!!!


なんで、こんなアクシデント!!!


ああ、でもこんなに見目麗しい攻略対象(メインヒーロー)と出来るならいいでしょ!!!って前世の私が感涙の滝に溺れている気がしないでもないけど・・・


それでも状況(シチュエーション)ってあるでしょ!


私だって夢があったもの。



ゲームのプロポーズシーンのように愛の言葉を囁かれお互いの思いを確認して優しく腕に抱きしめられ熱く見詰めあって、そっと最初は触れるようなキスが・・・



思い出すだけで頬が熱くなる。


なのに


私は?


フェリクス殿下と顔を上げたタイミングが偶々重なって、その前から至近距離にいて、いや、その前にフェリクス殿下に肩を掴まれて、ああ、私が逃げようとした素振り見せたからで・・・・・


兎に角、愛の囁きもお互いの意思の確認すらない、アクシデント


そうよ、事故よ

事故なのよ


なんだか悲しくなってきた。


自覚すると、情けなくなってくる。


次第に潤んでくる瞳

競り上がってくる何かに、触れている唇から早く離れたいのに私のほうも体が痺れたように動かせない。

顔が動かせない状態では確認できないけど、私も同じ様に妖精さんたちが体を押さえられているかも?


確認したくて瞳を少し動かしたことで潤んでいた瞳から一筋の涙が堪え切れずに流れた



「「「「「ああー!!!!!」」」」」


突然、庭園に響く叫び声


それは、男性の声に女性の声が混ざり、子供たちの声も混ざっていた。

兎に角複数人の声が響き渡った。


その声で、フェリクス殿下から妖精さんたちが消えて呪縛が解けたように動けるようになるとパッと離れた。


私は、離された途端力が抜けてその場にへたり込みそうに足からくだけてしまった。


「シルヴィア!」


ガッチと後ろから抱えてくれたのは、お兄様。


その声に振り向くと、庭園の入口に王妃様とジルベルト殿下、ダリア殿下、オスカー様とブライアン様。さらには国王陛下までいる!?


え?今の見られた?


うそ!


うそでしょ!嘘だといって!


「フェリクス、貴方・・・シルヴィアちゃんに何を・・・あぁ」


王妃様が体を遠目から見ても分かるくらいわなわな震わせて口元を手で覆い


「・・・・・・」


何も言わずに俯く殿下。

私には、妖精たちの悪戯によるものだと分かっていても、見えない人にはそんなのわからない。


傍目には2人は口付けを、それもフェリクス殿下が私の肩を掴んで押さえ込んでしているように見えたことでだろう・・・


状況的にまずいです。


「シルヴィア、大丈夫か?殿下、何を!」


お兄様は私に気遣うように優しく労わりつつも、フェリクス殿下に向けた声は鋭かった。


「フェリクス、お前はシルヴィア嬢に人前で何をしたか分かっているのか?このようなこと許されない!私はお前の親として責任がある。王命だ、今すぐ責任を取れ!」


お兄様の言葉を遮るように、国王陛下の固い声が傍で聞こえます

顔を上げるとフェリクス殿下と私の近くに国王陛下がいらしていました。

フェリクス殿下と同じ金色のサラサラとした髪に玲瓏とした瞳は殿下とは違い榛色でした。ああ、そういえば瞳色は王妃様からの色でしたね。

大人の男性の精悍で威厳のある顔。それは10年もすればフェリクス殿下もそうなるであろうと想像できるくらいよく似た親子の顔をしている。

まさしくその表情も・・・

お互いに眉を強く寄せて硬い表情の二人


「・・・責任を・・・取ります」


呻くように、搾り出された言葉に私は息を呑んだ。


責任を取る?

何を?

何の?


混乱する私の前で、硬い表情のまま跪き私に掌を差し出してくる殿下


「・・・シルヴィア嬢、こんなことになってしまったが・・・、僕の婚約者になってくれ。」


表情と同じく声も硬く感情の全く篭っていない声


婚約者?


誰が?


私が?


シルヴィア・レーヌは王太子フェリクスの婚約者で悪役令嬢

ヒロインを苛め抜き、嫌がらせを越す殺人未遂までして追放される


嫌よ!

私はモブでいいの!!


悪役令嬢なんてなりたくない!!!


なのに、何これ?

これが強制力って言うの?


婚約者なんて嫌!!!



なのに


心配そうに私を見ているお兄様たち


そして、手を差し出して此方の返事を待っているフェリクス殿下


逃げられない

国王陛下が見詰める


私が中々返事をしないから


私が返事をしないとどうなるか?


私は、婚約者でもない男性と口づけする阿婆擦れといわれるでしょう。

傷物扱いされます。

もう、まともな縁談はこないでしょう。


・・・それに、お兄様とフェリクス殿下の仲に亀裂が入ります。


将来の国王と未来の宰相の仲が悪いのは・・・良くないです


ああ、もしかしたら最悪レーヌ侯爵家と王家の確執に繋がるかもしれない。このことを知った両親がどうするか想像し難い。


それに、この状態のフェリクス殿下を断ると何か咎があるかも・・・



私さえ、我慢すれば


我慢して


婚約者になれば


まるく収まる


私が我慢して、シナリオどおり婚約者になれば


我慢・・・


したくないです!!!!!!!







「・・・・・・・・・はい」





心で泣く泣く差し出された手をとった。




優しいラベンダーの香る庭園で交わされた、優しい微笑とは縁遠い硬い表情の王子様と泣きそうに瞳を潤ませ顔を歪ませたお嬢様の婚約は、後日正式に王命として下されることになった。





読んでくださりありがとうございます。

いつもいつも、ブクマや評価してくださりありがとうございます。

更新していない間も評価やブクマが増えて背中を押してもらっています

誤字脱字報告に感謝です。


一先ず、ここまでが当初書きたかった件です。

書き始めて時はフェリクス君がシルヴィアちゃんにチュウして王様に見られて強制的に婚約者にされちゃうって言うのまでしか考えていなかったのですが、設定をやり直したときについついその先まで・・・ってなり続けることにしました

稚拙ですがもう少しお付き合い下さい。


暫らく書き溜めてから再開します。

設定をしっかりしたことで最初のところを手直しする予定ですが、現在年末年始業務で忙しく進んでいません。その際にはよろしくお願いします。


がんばってみます。


あっ、詰まったら他の書きかけや新しい短編あげるかもです

そのときもよろしくお願いします

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