11話 始まりの希望
昨日1日のpv数が5000を超えていました。
読者の皆さんに深く感謝……。
ライムのレベルを26→36に変更しました。
《この地区の行進ボスが撃破されました。これより魔物行進を終了します。なお、結果は22時に通達します》
またこのアナウンスか……。
「フォン。昨日の地震って何時にあったかわかる?」
「タシカ、22時ノ10分マエデス」
「わかった。ありがとう」
ということは、魔物行進が起こったのは22時ってことだろう。
それよりも……
「この後始末どうしよう?」
俺は目の前に転がっているゴブリンロードや床に散らばっているゴブリンの死体、そして奥の方にいるであろう被害にあった女性。
「とりあえず、ライム」
俺はライムの装備を解除して召喚する。
「この部屋の掃除を頼んでもいいかな? その間に俺たちは手分けして残っている雑魚を片付けてくるから」
「フルフルフル(任せろ)」
「頼んだよ。じゃあミカン、ベリー、モモ、クロで協力して駆除してくれ、俺はやる事やったら一通り回るから。終わったらここに集合してくれ。それじゃ、ミッション開始!」
「「「きー! ウォン! きゅっ! カー!」」」」
4匹は元気に返事をした後、凄い速さで駆けていった。
どうやら眷属たちもレベルが上がってステータスが上がったみたいだ。
「マスターハ何ヲスルノデスカ?」
「俺は【医者】のスキルを使って奥にいる人たちの治療をするよ。避妊治療もできるみたいだから。でもその前に」
俺はステータスを開いて【スリープ】のスキルと【回復魔法】を習得する。
「ソウイエバマスター。何故マスターハアンナ派手ナ登場ヲシタノデスカ?」
「あれか? あれはわざと教えてやったんだ。お前たちの命を『狩る者』が来たぞって」
「ソウイウコトデシタカ」
「あぁ。それよりも……」
俺はそう言ってライムを見た。
「この1分ほどで、部屋の掃除が終わってるのはどういうことだ?」
ライムはそんなにレベルが上がったのか?
【神眼】発動。
名前:ライム
種族:ハイ・スライム
レベル:6→36
体力:28/28→178
魔力:22/22→142
攻撃力:18→108
防御力:23→173
器用さ:15→105
敏捷性:12→72
魔攻力:18→78
魔防力:18→168
スキル:【捕食LV10】【溶解LV10】【打撃耐性LV8】【擬態LV6new】【触手LV6new】【サイズ変更】
【擬態】
【捕食】で食べたモノになれる。
LV上昇で擬態数アップ。
【触手】
触手を伸ばすことができる。
LV上昇で触手数アップ。
「なるほど、進化していたのか。もしかしたら、他の奴らも進化しているかもな」
「マスター。早メニ行キマショウ」
「そうだな」
この後、被害にあった女性全員に【スリープ】を使って眠らせ、【回復魔法】で体の傷を治した後、【医者スキル】を使って元に戻した。
全員に布団を被せた後、置き手紙と『ラメのキャラメル』と水を置いて、ゴブリン駆除に向かった。
「やっと終わったか〜。結局、数十分で全部終わったな」
「ソレデハ早速【眷属化】デスカ? マスター。拠点二スルナラ『マンション』トカデモイイノデハ?」
「う〜ん。たしかに、ここもそれなりにダメージは受けているが、マンションの廊下じゃ戦闘しにくくないか? それに、ちゃんと考えていることがあるから、たぶん1ヶ月くらいで修復が終わるぞ」
「ソウナノデスカ。ソレデ今ハドチラニ?」
「家電製品のテナント。同じ種族なら【眷属化】しなくていいからな。ついでに『フォンのウイルス』を入れまくっておこうかと。接続器はたくさんあるから困らないだろうし」
「壊サレテナケレバデスネ?」
「うん。でもたぶん大丈夫じゃないかな? 壊す必要がないからな」
フォンと話をしているうちにテナントに着いた。
家電製品はほとんどが無事だ。
そして【眷属化】を発動する。
「…………ん? あっ、成功した」
「ドウカシマシタカマスター?」
「なんか、一瞬拒否された感覚があったんだけど、成功した」
最初は拒否されたけど、迷ったあげく、仕方なく【眷属化】された感じがしたのだ。
どういうことだ?
「ワタシノ【ウイルス】ヲ入レテ、話ヲ聞イテミマショウ」
「そうだな。えーと……あったあった。【接続】と」
フォンを充電器と接続器に繋いだ数十秒後、一番大きなテレビの画面がついた。
「ちょっと、遅いんですけど〜。もうすこし早くしろてきな〜」
そんな声がテレビから聞こえた。
「最初に拒否された感覚があったけど、その理由を聞いてもいいか?」
「ん〜あ〜それね。アタシ、誰かに従うのが嫌だったんだけどー、今こんな状態だし〜しかたないかな〜って」
「信用してもいいんだな?」
「もちのろんっしょ〜。アタシの目標は、半年後の10周年記念だったんだから。まぁそれもなくなったけどね〜。とりま、名前ちょうだ〜い」
ていう事はこいつLVは9だな。
名前か……
「『ホープ』というのはどうだ? 『希望』という意味だ。お前をここら周辺の拠点にする。それに、半年もあれば10周年記念は間に合う。お前の願いも叶う。だから『ホープ』だ」
「…………ゔん」
あれ? こいつ泣いてね?
「ますたー。ちょーいいひとだった。アタシ、最初拒否ってごめんね。うわぁぁぁあああ」
名前:ホープ
種族:建物
レベル:9
体力:1,000/1,000(欠陥状態)
魔力:1,000/1,000(欠陥状態)
攻撃力:5,000
防御力:10,000
器用さ:3,000
敏捷性:0
魔攻力:1,000
魔防力:10,000
ユニークスキル:【守護者】【設備管理】【防衛機能】【人数変動回復】【テナント変動回復】【現金魔力変換】
【人数変動回復】
中にいる人の数で体力と魔力が回復する数値が変化する。多い方がいい。
【テナント変動回復】
中にある店の数で体力と魔力が回復する数値が変化する。
【欠陥状態】
あるべき姿から欠けてしまった状態。
【建築家】のスキルで修復可能。
「もう落ち着いたか?」
「ゔん。それでアタシは何をすればいいの〜」
「とりあえず、ここにできるだけ人を呼ぶぞ。コピー機は使えるか?」
「もちのろんでしょ〜」
俺はこの地区に住んでいる人たちに送る『メッセージ』を書いて、それをコピーした。
結構な枚数を刷った。
「よし。それじゃあ、俺たちは行くよ。それと一部屋だけでいい、休憩所の明かりをつけておいてくれ。保護したらそこに連れていく。それから家具屋のテナントにいる人たちが起きたら説明を頼む」
「まかせろっしょー」
この後、蓮が【転移】していなくなり家具屋のテナントにいる人たちが起きたため、ホープは色々と説明をした。
ホープに指示を出した後、俺は【転移】で行ったり来たりを繰り返した。
人が集まっている所に『メッセージ』の紙をばらまいたり、隠れて身動きが取れなくなっている人たちを保護したり、その中に月野さんがいたり、ゴブリンの被害にあった女性たちが手伝ってくれたりと、一晩だけでホープの中はそれなりの人、と言っても100人くらいなのだが集まった。
そして俺はレベルやスキルが上がりまくって第5の職業まで解放され、職業の選択までできるようになった。
途中に例のアナウンスが入って大量のCPとSPも獲得した。
キーパーの家に帰ったのは、朝の5時だった。
《22時00分になりました。これより第1回魔物行進を終了します。討伐数に応じて報酬を贈ります。なお、行進ボス未討伐の地区は継続します。これより、魔物を討伐しても報酬は出ません。次回の魔物行進まであと728時間です。また、明日の12時00分に重要通知をいたします》
読んでくださりありがとうございます。
明日も更新です。
明日は最後の地の文で書いた所の詳細などです。




