番外編 事件勃発 1
雫に新しい生命が宿って2年が経った。
子供は無事生まれた。
雫によく似た女の子と男の子の双子だった。
病院の先生も人間のサイクロンができた事と、
そのサイクロンが子供を身篭ったことに驚いていたが
こんな珍しい件に遭遇なんてめったにできないからと
全力で協力してくださった。
もちろん、俺も医師の免許は持っているので手伝った。
途中で雫が緊急時に陥り『再び』死にそうになっていたが
無事生むことができたので、安心した。
子供達の可愛さを知って毎日がさらに幸せになった。
子供達が生まれたことにより俺と雫は結婚する事にした。
今まで結婚してなかった理由というのも
俺がもう数年間も家に帰っていないからだ。
「そろそろ、決着つけないとな。」
雫の手を握りベッドでスヤスヤ眠っている雪猫、息子と
敬愛、娘を見つめて頷いた。
『諦めなかった』その結果の今があるんだ。
だから、今回も頑張らないといけない。
きっと何年も家に帰ってない息子なんて
顔も見たくないと思うし、ましてや幸せになることなんて
許せないかもしれない…。
でも、結婚の許可を取らなければならない…。
色々考えるうちにグチャグチャになったために
雫に抱きついた。
すると、その時に呼び鈴が鳴った。
玄関に走っていってモニターを確認すると
俺の一番の恩人たちが、そこに立っていた。
扉を開けて中に招き入れた。
「お前ら!どうしたんだよ?
電話くらいしてくれたらもっとちゃんともてなしたのに」
そういうと、鈴樹が俺に抱きついてきた、
相変わらず男の俺に抱きついてくる。
こいつは、ホモか…
「どうしよう!?澪ちゃん、たすけてー!!」
は?どうしたってんだよ…
ほかの七人も思い空気をまとっていて
表情もかなり暗かった。
俺は雫にお茶を淹れさせて、話を聞くことにした。
雫も、恩人の役にたちたいといって、真剣に話を聞いていた。
そして、話を聞いてみたところかなりまずいことになっているらしい。
ったく…こいつら馬鹿だろ…
お人好しで人を助けたらその人が逃亡犯だったとか…
馬鹿すぎて何も言えねえ…
「ねえ!澪!助けてあげようよ!」
助けてあげようったって…どうしたもんかな…
やる気満々なことはいいんだけど
こればっかはどうしようもねえだろ…
犯人に協力しちゃったってコトだろ?
「ていうか、お前らまだ、8人で行動してたのかよ(^_^;)」
ぶっちゃけ、仲良すぎて驚くわ
まったく…だから、この中で一人も結婚の気配がないんだよ…
とは言うものの、助けてやりたいので
しばらくの間は家に泊まってもらうことにした。
これから、賑やかになりそうだ…




