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かくかくしかじか


「成る程、だから私が魔王なのか」


「まだ、あたしなにもいってないですよ!?」


「いやあ、一回やってみたかったんだ。かくかくしかじか。」


「それでなにがつたわるのか、なぞです」


小悪魔ちゃんが呆れ顔でこちらを見ている!


良いじゃないか。別に、3話と4話の空白の時間に説明が終わっていても。


「なにいってるんですかあ、まおーさま」


「いや、何でもない。あと、いい加減心読むのやめてくれ」


「あたし、よんでないです。そんなすきる、もってないですよ。まおーさまはしんじょうが、ぜんぶかおにでてるんですよー」


そんなに私顔に出やすかったっけね。


それより……え、スキル?

スキルってあのゲームとかに出て来るスキル?

Web小説とかでよくある、あれ?


「じょぶとかすてーたすもあるですよー」


まんま、ゲームじゃないですか。それ。


「ようやく、せつめいできるです! まおーさまよくきいていてくださいね!」


「ひらがなonlyとか見づらい、うざい。あと、眠い。ぐー」


「いまさら!? みづらいってなに!? まおーさま、あたしのことばもじでみてるんですか!? あ、ねないでください! つぎいつおきてくれるかわからないから、ねないで!」


おーおー、小悪魔ちゃん必死(笑)。じゃなかった、説明聞かなきゃいけない。あ、別に小悪魔ちゃんの言葉が文字で見えてる訳じゃないからね? しかし眠い……ふわああ。


「ちょ、もうねかけてるじゃないですか! ちょっとこーひー、もってきますから、もっとこう、しゃきっと、おねがいしますよ!」


そう言うと小悪魔ちゃんはぱたぱたと珈琲を持ってきてくれました。いやあ、優しい子に育ってくれて魔王様は嬉しいよ。いや、私が育てた訳じゃないが。


おー、ありがとう。

うん、良い香りだ。ここがどこなのか知らないが、この香りは地球と共通だな。


しかし、残念な事に、私は……


「珈琲が飲めない」


「じゃあ、はじめからそういってくださいよ!」

はあ、と溜め息を吐いて「じゃあ、こうちゃをもってきます」と小悪魔ちゃんは紅茶を持ってきてくれました……って早っ! 珈琲もそうだけど淹れて持ってくるの早っ!


「まおーさまねるのはやっ!」


小悪魔ちゃんのそんな声が聞こえた、気がする。

あれ、私はちゃんと起きてるよ……あ、美味しそうなチョコレート……


「さくしゃしごとしろ! あたしにはやくせつめいさせろおおおお」


そんな声が人間界にも響き渡ったとか渡らなかったとか。

いつになったら説明出来るんでしょうね笑

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