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プロローグ
だだだだだ・・・・
バタン!
「うぁぁ!遅刻!」
扉を蹴り開けて出て来たのは、桐山光。東第二錬量高等学校所属四賀野中学校(ひがしだいにれんりょうことうがっこうしょぞくしがのちゅうがっこう)の第二学年の生徒だ。・・・・・ちなみに、この話の主人公だ。
余りにも長いこの学校の名前を地元の学生はこう略して居る。
四賀中。
あの長さが三文字と言うのも考え物だか、地元の学生は正式名称を覚えているのだからよしとしよう。
「説明長いよ!」突然叫んだ光を見て、どこかの子供が言った。
「ママー。あのお兄ちゃん変な事言ってるよ?」
すると、親であろう声が言った。
「見ちゃいけません!」
その親子だけではない、道行く人が光をなんだコイツ。という目で見ていた。
「・・くっ。」
それだけ言うと光は学校に向かって駆け出した。
初めまして。 猫太助と申します。まだまだ未熟ですが、最後までお付き合いくださっていただけたら光栄です。