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✒ 装備を整えてみた 1


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 宿泊施設


 《 宿泊施設 》の[ 食堂 ]で朝食(モニング)を済ませた後(あと)、《 宿泊施設 》を出(で)て、キノコンと一緒に《 商店街 》へ繰り出(だ)した。


──*──*──*── 商店街


 始めは冒険者達に愛用されている《 履物屋 》へ向かった。


──*──*──*── 履物屋


 キノコンが私(あたし)に合う冒険者用のブーツを選んでくれる。


 女性用のブーツはオシャレな物が多いけど、私(あたし)は極力シンプルなデザインのブーツをキノコンに頼んだ。


 冒険者用のブーツって、普通のブーツと違って丈夫な皮を使って作られているらしい。


 怪物(モンスター)の素材を使って作られているから値段が馬鹿みたいに高い。


 キノコンが居(い)なかったら、絶対に買えないブーツだよ!


キノコン

「 履き心(ごこ)地(ち)は如何(いかが)ですかエリ。

  サイズは大丈夫ですかエリ? 」


潟庄智惠

「 うん──、大丈夫そうかな。

  靴底が確(しっか)りしてるし、中もフカフカしてるから、足の裏も痛くなりにくそうだよ 」


キノコン

「 良(よ)かったですエリ。

  予備に同じブーツを購入しますエリ 」


潟庄智惠

「 予備?

  一(いっ)足(そく)だけでも高いのに二(に)足(そく)も良(い)いの? 」


キノコン

「 勿論ですエリ。

  冒険者が履くブーツは丈夫な作りですエリ。

  激しく動く事が多い為、あまり長持ちしませんエリ。

  買い換える頻度が多い為、予備を持っていても無駄にはなりませんエリ 」


潟庄智惠

「 そうなんだね 」


 キノコンは笠(かさ)を開(あ)けると、中から布(ぬの)袋(ぶくろ)を取り出(だ)す。


 貨(か)幣(へい)が入(はい)っている銭(ぜに)袋(ぶくろ)だ。


 ≪ トナフェレフ王国 ≫の貨(か)幣(へい)には紙(し)幣(へい)は無くて、硬(こう)貨(か)ばかりらしい。


 小銅貨1枚が10円,中銅貨1枚が100円,大銅貨1枚が500円くらい。


 小銀貨1枚が1.000円,中銀貨1枚が5.000円,大銀貨1枚が1万円くらい。


 小金貨1枚が5万円,中金貨1枚が10万円,大金貨1枚が50万円くらい。


 小銅貨,小銀貨,小銀貨の大きさは5円玉くらい──、中銅貨,中銀貨,中銀貨の大きさは10円玉くらい──、大銅貨,大銀貨,大金貨の大きさは500円玉くらいみたい。


 キノコンが私(あたし)の為に買ってくれるブーツは一(いっ)足(そく)で約70万円くらいするらしい。


 二(に)足(そく)買うから約140万円もしちゃう。


 ブーツを買うのに140万も支払うなんて、私(あたし)にとっては高過ぎる買い物なんだけど、キノコン曰(いわ)く一(いっ)足(そく)70万なんて安物らしい。


 異世界の金銭感覚に慣れないといけないから大変かも知れない。


 キノコンは[ カウンター ]に大金貨2枚と中金貨4枚を出(だ)した。


 店員(スタッフ)さんは二(に)足(そく)のブーツを丁寧に放送してくれた。


 購入したブーツはキノコンの笠(かさ)の中へ入(い)れられた。


 《 履物屋 》を出(で)たら、次は《 防具屋 》を目(め)指(ざ)して歩いた。


──*──*──*── 防具屋


 キノコンは防御力の低い私(あたし)の為に防具を選んでくれる。


 私(あたし)は素早さも低いから、あまり重さの有る防具を選ぶ事は出来ない。


 防具も怪物(モンスター)の素材を作られているから値段が高い。


 ブーツよりも高いから、値段を見たら目ん玉が落っこちちゃうくらい高い。


 取り敢えず、なるべく軽くて丈夫な素材で作られた胸当て,両肘用,両膝用,ガンレット,ズボン,上(うわ)着(ぎ)を買う事になった。


 因(ちな)みに全部、女性用だよ★


 上(うわ)着(ぎ)とズボンも怪物(モンスター)の素材が使われている丈夫な生地で作られたものみたい。


 一般的な衣類とは違って、新人冒険者達に愛用されている人気商品らしい。


 キノコンは[ カウンター ]に大金貨を8枚も出(だ)していた。


 大金貨1枚で約50万くらいの価値が有るから、8枚って事は…………約400万円って事!?


店主

「 大金貨8Es(エズ)だね。

  然(しか)し、良(よ)く大金貨なんて持ってるねぇ 」 


キノコン

「 御主人様(マスター)が受け継いだ遺産ですエリ 」


店主

「 こんな大金を持ってるなら、冒険者として暮らす必要も無いんじゃないのかい? 」


キノコン

「 人生は冒険してナンボですエリ。

  冒険者になれば、使った分(ぶん)も倍になって戻って来(き)ますエリ。

  直(す)ぐ取り返せますエリ 」


店主

「 そりゃ、大(たい)したもんだ。

  BR(冒険者ランク)を上(あ)げて大(だい)活躍しないとな! 」


 キノコンが購入してくれた防具類(るい)もキノコンの笠(かさ)の中へ入(はい)った。


 《 防具屋 》を出(で)たら、《 武器屋 》を目(め)指(ざ)して歩いた。


──*──*──*── 武器屋


 キノコンが私(あたし)の為に武器を探してくれる。


潟庄智惠

「 色んな武器が有るんだね。

  私(あたし)に使える武器は見付かるのかな? 」


キノコン

「 御主人様(マスター)には殺傷力(りょく)の高い武器が良(い)いですエリ。

  ボクが弱らせた怪物(モンスター)にトドメを刺せれば、御主人様(マスター)のLV(レベル)を上(あ)げれますエリ 」


潟庄智惠

「 殺傷力(りょく)が強いなら剣かな?

  でも、剣って重たいんだよね? 」


キノコン

「 非(ひ)力(りき)な御主人様(マスター)には剣を持ち上(あ)げる事は出来ませんエリ。

  中(なか)々(なか)難(むずか)しいですエリ…… 」


 頼りになるキノコンが困ってる!?


潟庄智惠

「 こんなに沢(たく)山(さん)の武器が有るのに私(あたし)に扱える武器が見当たらないなんて…… 」


キノコン

「 御主人様(マスター)に合う武器はキノコンが作りますエリ 」


潟庄智惠

「 えっ?

  キノコンが作ってくれるの?

  キノコンって武器も作れるの? 」


キノコン

「 キノコンに任せてほしいですエリ 」


潟庄智惠

「 キノコン…………鉄パイプやバールみたいなのは無しでね。

  金属バットや釘バットみたいなのも私(あたし)にはハードルが高いかな 」


キノコン

「 ……………………分かりましたエリ 」


潟庄智惠

「 御免ね?

  作ってもらう立場なのに我(わ)が儘(まま)なんか言っちゃって…… 」


キノコン

「 問題ないですエリ 」


潟庄智惠

「 爪楊枝とか針とか武器に出来そうだよね?

  尖(せん)端(たん)が鋭(するど)く尖(とが)ってるから刺さったら地味に痛いし。

  氷を砕(くだ)く時(とき)に使うアイスピックも使えそうだし──、タコ焼を引っくり返す時(とき)に使うタコ焼ピックも刺さると痛そうだよね 」


キノコン

「 御主人様(マスター)、ヒントを有(あ)り難(がと)う御座いますエリ。

  アイスピックとタコ焼ピックは良(い)いと思いますエリ。

  武器の出来上がりを楽しみにしてくださいエリ 」


潟庄智惠

「 う…うん?

  どんなのが出来るか分からないけど、楽しみにしてるね。

  えぇと……何(なに)も買わないで出(で)るの? 」


キノコン

「 サバイバルナイフを買いますエリ。

  万能なサバイバルナイフが有れば、大抵の事は出来ますエリ 」


潟庄智惠

「 サバイバルナイフ……。

  何(なん)か聞いた事あるかも!

  『 無人島へ持ってくなら断然、サバイバルナイフ! 』みたいなの── 」


キノコン

「 どうせ買うなら1番良(りょう)質(しつ)なサバイバルナイフを選んで買いますエリ 」


潟庄智惠

「 刃物の良(よ)し悪(あ)しは分からないから、キノコンに任せるね 」


 様(さま)々(ざま)なナイフが並んでる棚に移動したキノコンが、真剣にサバイバルナイフを品(しな)定(さだ)めしている。


 刃物に関する知識の無い私(あたし)は、キノコンに丸投げする事しか出来ないし、キノコンの背中を見守る事しか出来ない。


 キノコンは選んだサバイバルナイフを[ カウンター ]に出(だ)して、支払いを済ませる。


 銭(ぜに)袋(ぶくろ)から大金貨5枚と中金貨3枚を出(だ)していた。


 約80万もするサバイバルナイフを買ったの!?


 幾(いく)ら何(なん)でもサバイバルナイフ1本で80万って…………日本でも80万円するサバイバルナイフなんて販売されて無いんじゃないの??


潟庄智惠

「 随分と高いサバイバルナイフだね? 」


キノコン

「 冒険者が愛用するサバイバルナイフの中では比較的に安い方(ほう)ですエリ 」


潟庄智惠

「 そうなの?? 」


 キノコンは購入したサバイバルナイフを笠(かさ)の中へ入(い)れる。


キノコン

「 御主人様(マスター)、最後は《 装飾品(アクセサリー)屋 》へ行きますエリ 」


潟庄智惠

「 装飾品(ひん)ってアクセサリーみたいなのだよね? 」


キノコン

「 そうですエリ。

  冒険者が身に付ける装飾品(アクセサリー)は一般的な装飾品(アクセサリー)とは異なりますエリ。

  冒険者が身に付ける装飾品(アクセサリー)には、怪物(モンスター)の素材や魔石を使って作られますエリ。

  装飾品(アクセサリー)には様(さま)々(ざま)な能力(ちから)を附与出来ますエリ。

  自身の不(ふ)足(そく)分(ぶん)を装飾品(アクセサリー)で補(おぎな)う事が出来ますエリ。

  自身を強化させる為に装飾品(アクセサリー)は必需品(ひん)ですエリ。

  御主人様(マスター)も多少の強化が出来ますエリ 」


潟庄智惠

「 そうなんだ?

  装飾品(アクセサリー)を装備するだけで強くなれるなんて、異世界って凄いね 」


 キノコンと一緒に《 武器屋 》を出(で)たら、《 装飾品(アクセサリー)屋 》を目(め)指(ざ)して移動した。

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