↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/36

✒ パーティを組もう 2


キノコン

「 もう1人が来(こ)ねぇエリ 」


潟庄智惠

「 もう1人? 」


ディアス

「 大(おお)方(かた)、姿を消して見ているのだろう 」


潟庄智惠

「 そんな事が出来るの!? 」


ディアス

「 大(だい)精霊だからな。

  姿を消す等(など)造作もない事だ 」


潟庄智惠

「 そうなんだ…… 」


キノコン

「 悪趣味な奴エリ。

  お灸を据える案件エリ 」


???

「 はぃはぃはぁ~~い!

  ちゃんと居(い)るよぉ~~。

  お灸は据えないでほしいなぁ 」


潟庄智惠

「 きゃあ!?

  吃驚したぁ! 」


 突然、キノコンの前(まえ)に人が現れたから吃驚しちゃった!!


???

「 驚かせちゃって、メンゴぉ~~。

  愛(あい)らしい聖(ニ)女(エ)様★ 」


 また “ にえ ” って言われた──。


キノコン

「 見てたなら言葉遣(づか)いに気を付けるエリ! 」


 キノコンは素(す)早(ばや)く笠(かさ)から取り出(だ)したハリセンで、勢い良(よ)く男性を叩(はた)いた!?


???

「 へぶぅ── 」


潟庄智惠

「 キ…キノコン!? 」


キノコン

「 おめぇ、弛(たる)んでるエリ 」


???

「 酷(ひど)いよぉ~~!

  呼ばれたから参上したのにぃ~~ 」


キノコン

「 姿を見せるのが遅(おせ)ぇエリ! 」


???

「 相変わらず容赦ないんだから…… 」


潟庄智惠

「 キノコン、この人は? 」


キノコン

「 影属性の大(だい)精霊エリ 」


影大精霊

「 どもッス★

  早速だけど、名前を付けてくれるかい 」


潟庄智惠

「 あ…はぃ……えぇと…………貴方(あなた)は── “ アストン ” で良(い)いですか? 」


影大精霊

「 “ アストン ” ねぇ?

  よし、分かった。

  今から俺は “ アストン ” だ。

  宜しくぅ、主人(あるじ)様♥ 」


 ディアス(氷大精霊)さんと違って軽い人だな……。


潟庄智惠

「 宜しく御願いしますね、アストン(影大精霊)さん 」


アストン

「 チッチッチ!

  違うだろぉ~~、セキチェ(御主人様)。

  “ お兄ちゃん ” って呼ぶんだ 」


潟庄智惠

「 へ? 」


アストン

「 ディアス(氷大精霊)がセキチェ(御主人様)の夫なら、俺とセキチェ(御主人様)は義兄妹(きょうだい)って事にしような。

  俺はディアス(氷大精霊)より大(だい)精霊の先輩だから──、ディアス(氷大精霊)の兄(あに)で文句ないよな! 」


ディアス

「 ………………好きにすると良(い)い… 」


アストン

「 よしよし。

  ディアス(氷大精霊)の実(あ)兄(に)である俺が、出逢ったセキチェ(御主人様)を見(み)初(そ)めて、実弟(おとうと)のディアス(氷大精霊)に紹介して、結婚に至(いた)る──って感じで持ってくので良(い)いよな 」


 何(なん)で急に仕切ってんの、この人ぉ!


キノコン

「 それで行くエリ!

  おめぇ、冴えてるエリ 」


アストン

「 あざッス★ 」


キノコン

「 《 主(しゅ)神(しん)殿(でん) 》の神官には、そう伝えるエリ 」


アストン

「 人間はチョロいからな。

  丸め込むのは任せてくれよ★ 」


キノコン

「 おめぇを呼んで正解エリ 」


潟庄智惠

「 えぇと…… “ アストン義兄(おにぃ)ちゃん ” で良(い)いのかな? 」


アストン

「 くぅ~~~~(////)

  なんかキュンキュンするなぁ(////)

  アストンお兄(にい)ちゃん(////)

  なんて素晴らしい響きなんだ♥️ 」


ディアス

「 “ お兄(にい)ちゃん ” ではなく、“ お兄(にぃ)ちゃん ” だろう 」


アストン

「 お前(ディアス)、細かいよ…… 」


潟庄智惠

「 えぇと…………アストン義兄(おにぃ)ちゃん、私(あたし)はど(・)ん(・)な(・)生活魔法を使えるようになったの? 」


アストン

「 あぁ…そうだったな。

  えぇと………………何(なん)だっけ?? 」


キノコン

「 おめぇが忘れてどうするエリ。

  御主人様(マスター)は解錠魔法が使えるようになりましたエリ 」


潟庄智惠

「 解錠魔法?? 」


キノコン

「 施錠されているドア,扉,窓,宝箱を鍵なしで解錠する事が出来る便利な魔法(マジック)ですエリ 」


アストン

「 そうそう、それそれ!

  泥棒が欲しがる神スキルな★ 」


潟庄智惠

「 私(あたし)は泥棒になるつもりは無いんだけど…… 」


アストン

「 でもさ、立派な宝箱を見付けたとしてだ。

  宝箱を開(あ)ける為には、必要な鍵を律儀に探し回る事になるだろ。

  解錠魔法が使えれば、面倒な鍵探しなんて無駄な行(こう)程(てい)をスッ飛ばせるんだ。

  無駄を省(はぶ)いて、時間の短縮が出来る。

  ロスと “ さよなら ” 出来るんだから、役に立つだろ 」


潟庄智惠

「 確(たし)かに……そうかも知れないけど…… 」


アストン

「 悪用しなきゃ良(い)いだけさ。

  道具(アイテム)も魔法(マジック)も使う人(やつ)次第ってな! 」


潟庄智惠

「 そうだね。

  悪用しないように私(あたし)自身が気を付けたら良(い)いだけの話(はなし)だよね 」


アストン

「 そうそう!

  それから、手先が器用になるから、ピクポケも出来るからな 」


潟庄智惠

「 ピクポケ??

  それは…どんな魔法(マジック)なの? 」


アストン

「 これは魔法(マジック)じゃなくて、特殊技だな 」


潟庄智惠

「 特殊技?? 」


アストン

「 他(ひ)人(と)の所持品(ひん)を見(み)事(ごと)にパクる神業さ★

  スリが欲しがる神スキルだな 」


潟庄智惠

「 スリぃ~~?

  パクるって泥棒じゃん! 」


アストン

「 影属性の魔法(マジック)なんて、そんなもんだぞ。

  大丈夫だって!

  セキチェ(潟庄智惠)が悪用しなけりゃ良(い)いんだからさ★ 」


潟庄智惠

「 ピクポケ(ピックポケット)なんて絶対に使わないんだから! 」


キノコン

「 旅には必要不可欠な魔法(マジック)と特殊技ですエリ。

  必ず必要になりますエリ。

  キノコンの人選に間違いは無いですエリ★ 」


潟庄智惠

「 使わないといけないような状況に遭いたくないよ…… 」


ディアス

「 そうならぬ為に主人(あるじ)の眷属となったのだが── 」


潟庄智惠

「 はい(////)」


アストン

「 あぁ──と、序(つい)でに俺が戦闘で出来る事を伝えとくな。

  俺は暗殺者(アサシン)をやってる。

  戦闘では “ 影縫い ” と “ バックヒット ” を使ってサポートするゼ★ 」


潟庄智惠

「 影縫い?

  バックヒット?? 」


アストン

「 “ 影縫い ” は、相手の影を地面に縫い付け、動きを封じる魔法(マジック)だ。

  戦闘が終る迄、身動きが取れなくする便利な魔法(マジック)さ★

  “ バックヒット ” は、相手の影に移動し、近距離から相手の急所を狙う攻撃だ。

  クリティカルヒットを与えられるから、戦闘では役に立てれるぞ 」


潟庄智惠

「 それは頼もしいですね 」


キノコン

「 暗殺者(アサシン)のアストン(影大精霊)は、剣士のディアス(氷大精霊)よりも素(す)早(ばや)さが高いエリ。

  ズッコい先制攻撃が得意エリ 」


アストン

「 ちょっ──先制攻撃は良(い)いとして、“ ズッコい ” は無いだろぉ~~ 」


キノコン

「 御主人様(マスター)、[ 受付 ]でパーティ登録を済ませますエリ 」


潟庄智惠

「 うん 」


 キノコンに促(うなが)されて、パーティ登録をする事になった。


 氷属性の大(だい)精霊,影属性の大(だい)精霊とパーティを組む事になるなんて、吃驚だよね。


 キノコンって凄いんだぁ──。


 でも、やっぱり “ にえ ” って言葉が気になっちゃうな。


 生(い)け贄(にえ)の “ にえ ” じゃないよね??


 キノコン,ディアス(氷大精霊)さん,アストン(影大精霊)さんも一緒に[ 受付カウンター ]へ移動する。


 マイバイ証は通帳登録をする為に[ 鑑定受付 ]に渡してある事を伝えた。


 パーティ登録をする為に必要な書類への記入は、ディアス(氷大精霊)さん,アストン(影大精霊)さんが済ませてくれた。


 キノコンはと言うと、変な奴が声(こえ)を掛けて来(こ)ないようにと私(あたし)の傍(そば)に居(い)てくれる。


ディアス

「 マイバイ証にパーティ登録を付け足(た)してくれる事になったぞ 」


アストン

「 俺達もマイバイ証を渡したから、呼ばれる時(とき)は一緒だな。

  待ってる間(あいだ)、依頼帳でも見せて貰うか? 」


潟庄智惠

「 うん。

  2人の冒険者ランクは何(なに)? 」


アストン

「 俺はSランクだぜ。

  冒険者歴が長いからな~~ 」


ディアス

「 俺もSランクだ 」


潟庄智惠

「 そう…なんだ?

  2人共(とも)Sランクなんて凄いね。

  じゃあ、《 ダンジョン 》にも入(はい)った事は有るの? 」


アストン

「 まぁな。

  《 フィールド 》で怪物(モンスター)を倒しても稼げるけどさ、《 ダンジョン 》なら倍(ばい)稼げるからな。

  そりゃ誰でも入(はい)るって 」


ディアス

「 Sランクが2人居(い)るから、主人(あるじ)様も《 ダンジョン 》に入(はい)れるが── 」


潟庄智惠

「 そうなの?

  私(あたし)は未(ま)だFランクなのに…… 」


キノコン

「 特例ですエリ。

  但(ただ)し、《 ダンジョン 》で武勲を立ててもBP(冒険者ポイント)は貯まりませんエリ。

  ランクを上(あ)げるなら、受けた依頼を達成してBP(冒険者ポイント)を貯めてくださいエリ 」


潟庄智惠

「 そうなんだ?

  地(じ)道(みち)にコツコツ、頑張るしかないんだね 」


キノコン

「 依頼帳を見るなら[ 斡旋受付 ]へ行きますエリ 」


潟庄智惠

「 うん 」


 名前を呼ばれる迄、依頼帳を見ながら時間を潰す事にした。


──*──*──*── 斡旋受付


潟庄智惠

「 済みません。

  依頼帳を見せてもらいたいんですけど…… 」


受付

「 はい。

  マイバイ証の確認を致します 」


潟庄智惠

「 えと…今、通帳登録とパーティ登録をしてもらう為に渡してあるので手元には無いんです 」


受付

「 畏(かしこ)まりました。

  お名前とランクを教えて頂けますか 」


潟庄智惠

「 はい。

  Fランクのセキチェです 」


アストン

「 俺はSランクのアストンな 」


ディアス

「 Sランクのディアスだ 」


受付

「 有(あ)り難(がと)う御座います。

  Sランクの依頼帳を1冊で宜しいですか? 」


アストン

「 Fランクの依頼帳も1冊、頼むよ 」


受付

「 畏(かしこ)まりました。

  ──お待たせしました。

  Sランクの依頼帳とFランクの依頼帳になります。

  此方(こちら)の付(ふ)箋(せん)をお使いください 」


アストン

「 有(あ)り難(がと)な~~ 」


 アストン(影大精霊)さんは気さくな態度で受付(スタッフ)さんに接している。


 良(よ)く言えば “ フレンドリー ” だし、悪(わ)く言えば “ 馴れ馴れしい ” って感じかな?


キノコン

「 御主人様(マスター)、空(あ)いてる席(せき)に座(すわ)って見ましょうエリ 」


潟庄智惠

「 うん。

  席(せき)が空(あ)いてて良(よ)かったね 」


 テーブルと椅子が並んでいる場所へ移動する。


 空(あ)いてる席(せき)の椅子に腰を下(お)ろして座(すわ)たら、キノコンがテーブルの上(うえ)に依頼帳を広げてくれる。


ディアス

「 至(いた)れり尽(つ)くせりだな。

  今回は “ 当たり ” と言う事か── 」


アストン

「 今迄は “ ハズレ ” が多かったもんな! 」


キノコン

「 余計な事を言うんじゃねぇエリ。

  御主人様(マスター)が不安がるエリ 」


アストン

「 おっと、いけねぇ。

  メンゴなぁ、セキチェ(御主人様)★ 」


 気になる事を言い残して、アストン(影大精霊)さんはディアス(氷大精霊)さんと同じテーブルでSランク依頼帳を広げて見始めた。


 絵になる2人だなぁ~~って思う。


 “ 願(がん)福(ぷく) ” って言葉は、こういう時(とき)に使うだろうね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。