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『星々の揺籃』をハードSFとして読みたい方向けの設定

 超管理社会ディストピアであり、ハードSFとしてこの作品を読みたい方向けの一応の説明です。


 世界観、キャラクター設定の説明にあるように、すでにこの世界は人類ホモ・サピエンスが統治をしておらず、マザーコンピューターが管理しています。


 また後日談で何度か、語られていますが、人類は種としての終焉に向かっていっており、自然分娩がほとんどできなくなっています。

 遺伝子異常が多く起き、それらを除外した卵子や精子は自然下で受精することはできません。


 キーアイテムであった耳飾りですが、マイクロチップが埋め込まれており、位置情報だけではなく、盗聴もされています。

 研究員らしからぬ発言をした場合は異常行動として、コンピューターにより排除されます。

 なので、ディエンが最多ですが、環境や状況に疑問を持ってもモノローグでしか、語られていないのは、口に出したらアウトぐらいの頭脳を持ちとルールぐらいは覚えている、ということです。


 幼年学校スクールに通い始めるのが3歳から5歳とあるように、この時点から研究員としてふさわしい偏りのある教育がコンピューターにより施されます。

 現在では洗脳教育というシーンでしょうか?


 色眼鏡サングラスが好まれない理由は、船の中では常に生体認証が行われているためです。

 扉が自動で開くのも、すべてチェックされています。

 現代(令和7年)でもすでに使われている認証方法ですが、毛細認証が使われています。

 目の毛細血管を読み取る認証方法で、一卵性の双子であっても同一にはなりません。

 ただ眼鏡、コンタクトレンズをしている場合は読み取りが不可能というデメリットがあります。


 研究員たちは死亡と同時に脳はデーター化されて、マザーコンピューターが蓄積をします。

 また排除された研究員たちも再教育をする前に、すべてのデーターを抜き取られています。

 イールンたち【人工生命体】は当たり前すぎて気にもしていない事柄でもあります。


 人工生命体の瞳の色が一定の場所で偏光するのは人類と区別するためです。

 一目でホモ・サピエンスではない特徴を与えられています。

 そのため瞳の色を変更するのは、研究院では好まれていません。

 宇宙世紀以前に人工生命体が誕生したのは、兵器として利用するためでした。

 そのため色々と改造されたり、生きたままの実験をくりかえされて、人権などないような扱いをされていた時期もあります。

 遺伝子配列がまったく違うのも、そのような理由です。


 実際、ホモ・サピエンスとチンパンジーのゲノム配列は15%程度の違いだそうです(研究が進む前は1%とされていた時代があります)。

 現在でも、ヒョウとライオンを人工的に異種間交配したレオポンやロバと馬との間のラバのように、一代限りではありますが、交配することも可能であります。


 「星々の揺籃」では、すでに遺伝子操作をすることに慣れている世界観ですので、イールンがヤナから遺伝子提供を受けて、何度か実験をくりかえせば、子どもを持つことも可能です。

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