表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

第四話 想起

みこさい(未来都市でわたしが出会ったアンドロイドたちは最強でした)

第四話です。



最近よく眠れていないオース。

自覚はないけれど、

毎晩夢を見ているようで…?


そんなオース、カイ、ミコたちの前に突如現れたのは、管理局最上層部ノクティス…!?


そして、再び夢を見るオース。


夢の中の懐かしい人物とは…!!??


*オース泣きまくり回です

ーー


ーー


ーーー未来都市管理局官舎15階ーーー


窓からは柔らかい日差しが室内を照らし、

少し開いた窓からは外の外気が優しく室内へと入りカーテンが揺れている。


リビングのモニターに投影される、

未来都市のデジタルニュース番組をみながら、


ミコは未来端末を操作しつつ、

コーヒーを飲んでいた。


カイ「…ミコさん。また端末いじりながら食べていますね。

オースは…そろそろ起こした方がいいですね。」


カイがモニターの時刻を見ながら言う。


ミコ「うん、そうだねー。いつもならこの時間に起きてくるんだけど。」


2人が話していると、

ウサ耳パジャマのオースが眠そうに起きてきた。


オース「…おはよ、ミコ、カイ…。」


あきらかに眠そうなオースが、

ミコの隣のソファに静かに腰を下ろす。


ミコ「…おはよーって!オース、今日は一段と眠そうだけど…大丈夫?」


と、ミコは心配してオースに尋ねた。


オース「うん…大丈夫。

ちょっと起きてたらすぐに動けるようになるよ。」

(ミコにちょっと疲れた顔で笑う)


カイ「…オース。無理しないでくださいね。

数値異常は測定されていませんが、

無茶は禁物ですので。」


カイがオースの前にコーヒーを置く。


オース「うん。カイありがとう。」


オースはよほど眠いようで、

コーヒーを一気飲みする。


ミコがオースを見て、


ミコ「大丈夫?具合悪かったら休んでいいよ?

職場には代わりに伝えておくから…」


と、オースの前に向き直った。


オースは首を振り、


オース「ううん。ほんとに大丈夫だよ!

ただ、最近寝ても寝てない感じがするような…うん、コーヒー飲んだら目覚めた気がする。支度するよ!」


ミコは、

それならいいけど…とまた未来端末へと視線を戻した。


カイは食器を拭いていたが、終わった瞬間に、

一瞬険しい顔をする。


ミコは端末に夢中でそれには気付かない。


カイ「…」


そして、身支度のため、自室へと向かった。



ーーー歴史保全保管課 中央管理室ーーー




歴史保全保管課が、

発掘された品々を分類し、修繕・修復後に、


倉庫へと収納、保管、保存を行なった記録や、分析された遺物のデータ詳細の管理を行うための部屋だ。



最新未来技術により、全てデジタル管理をされていて、部屋のあちこちには、修復されたり修繕された、発掘遺物がホログラムで宙に浮かび上がっている。


指でタッチすれば音声付きでデータが全てみられる仕様だ。


ミコとカイは、遺物の解析、分析データの称号や整理に勤しんでいたが、


ミコとカイの判断により、

オースは、発掘現場で使っている小型未来ドローンを、

綺麗にする仕事を請け負うことになった。


オースは2人から少し離れた、

隅のデスクに座って作業している。


腕まくりしたオースが布で綺麗に全体を拭いてあげると、小型未来ドローンは、

嬉しそうにオースの周りを旋回する。


その後、棚に並べられた未来ヘルメットに自動で戻る。


オース「うん。綺麗になったね。」


早く拭いてと言わんばかりに、

オースの周りにふわふわと小型ドローンたちが降りてくる。

オースがドローンを順番に拭いていると、


突如、人影がオースの上を塞いだ。


フロア一帯がザワザワしている。


オースが顔を上げると、

管理局最上層部の1人、ノクティスが立っていた。


白銀の耳までの髪の毛、透き通った紫の瞳に、白い肌をしていて、

恐ろしいほどに整った美しい容姿をしている。


管理局エンブレムの入った黒のマントに

黒のジップスーツを着て、

長い黒のブーツが際立っている。

片耳のピアスが静かに青く点滅している。


オースは驚き、ノクティスを見つめ返した。


ノクティスは感情が読めない顔で、

オースを見下ろしていたが、


オースが口を開く前に、


ノクティスがぽつりと言った。


ノクティス「…話がしたい。」

それから、ミコとカイにも視線を送る。


ノクティス「…そこの2人とも。」


周囲がザワザワとする中、


ノクティス「…歴史課局長にはすでに許可をとっている。…付いてこい。」


と、黒のマントを翻し歩いていく。


ミコ、オース、カイは顔を見合わせながらも、ノクティスの後を追った。


ーーー歴史保全保管課 特別応接室ーーー


室内は未来照明が照らし、

赤い絨毯が敷かれている。


古代の化石や壺、壁画などの調度品が棚にディスプレイされている。

普段あまり使用されることがない来客対応の為の部屋だった。


部屋の中央には白いソファがあり、

ピカピカ光る木製大理石のテーブルが、その前に置かれている。


ノクティス「…座れ。」


ミコ、オース、カイがおそるおそるノクティスの前に座ると、

補助ロボットがきて、ケーキ、焼き菓子がたくさん乗った、ティースタンドやお茶を4人の前に並べた。


ノクティス「…」

ソファに足組みをしたノクティスが、

紅茶のカップを持ち、口を付ける。

一連の動作は流れるようで、常に気品が溢れている。


ミコ、オース、カイは緊張のあまり動けない。(ミコは尊死寸前)


ノクティス「…遠慮するな。好きに食せ。」

そう言って、小粒のマカロンを一つ取り口に運ぶ。


ミコが痺れを切らして、

空気をぶった斬った。


ミコ「あの〜?ノクティスさん?」


ミコが目を閉じ紅茶を優雅にすするノクティスへと声を掛ける。


ノクティス「…どうした?」

ノクティスの紫の瞳が、ミコを真っ直ぐに見つめる。


ミコ「あの、、そろそろ本題を…

…何かお話しあるんですよね?」


ノクティスがカップを置き、

ミコ、カイ、オースを見る。


相変わらず感情は読めない。


ノクティスが言いかける瞬間、3人は同時に身構えた。

しかし、、、


ノクティス「……ただ話したかった。それだけだ。」

ふたたび紅茶カップを持ち優雅にすする。


ミコ&カイ&オース「「「は!?!?!?!?!?」」」

(3人の声が重なる)


ノクティスは動じずに、3人を見る。


カイ「…最上層部の業務は大丈夫なのですか…

ノクティスたいt…ノクティスさん。」

(カイが一瞬フリーズしたが負けじと聞く。)


ノクティス「…問題ない。」

(ケーキをフォークで優雅に口に運ぶ。)


ミコ「ちょっ…ちょっと待ってよ!」

ミコは立ち上がってノクティスに、


ミコ「すごい重要な話しかと思って来たのに、理由ないってどういうことー!!(怒)」


と、指を差しながら意見する。


オース「み、ミコ…ちょっと落ち着いて…」

オースがおろおろしていると、


ノクティスがすっとミコに近づき、

ミコの口に、マカロンを入れた。


ミコ「…」

ピタリと時が止まる。


ノクティス「…甘いものは嫌いか?」

(近距離ご尊顔&キラキラオーラ&あーんしてくれた&えとせとら)


ミコ「…すき…です(鼻血気絶尊死)」


ミコは倒れた。


オース「えっ…ちょっ…み、ミコーー!!」

オースがティッシュでミコの手当てをする。


カイ「…つ、強い…。眩しいです…」

カイすら、ノクティスのオーラに圧倒されている。


ノクティスは、3人の騒ぎを静かに見つめながら、ソファに腰掛け、肩肘を付いている。


ノクティスがオースのことを見て、


ノクティス「…顔色が悪いが。眠れているか?」と、静かな声で聞く。


オース「…え、あ…ちょっと眠りが浅いような…

でも、全然元気なんですけど…」


と、オースがミコを介抱しながら答える。


ノクティス「…夢を見ているな。」


と、ノクティスがオースの目を見ながら言った。


オース「え…夢…?」


オースは答えられず、困惑した。


ノクティス「夢とはそういうものだ。…答えは自身で探せ。」


ノクティスが以上だと言う風に、

カップを持ちお茶を飲む。


突如、特別応接室の扉が開いた。


室内に入ってきたのは、

黒マント、黒のジップスーツ、

黒のロングブーツを着た

管理局最上層部のリーダー、



ーークロノスだった。


管理局最上層部最高指導者の証である

銀のピンバッジが胸元で光っている。




ーー


ーー


クロノス「…探したぞ、ノクティス…

ここで何をやっている…?」


短い黒髪に、深紅の両眼、

そして左耳のピアスは赤いライトが点滅している。整った容姿。


圧倒的な強者感と威圧感で、

室内の雰囲気が変わる。


クロノスがミコ、オース、カイを見てから

すぐにノクティスへ視線を戻す。


クロノス「…ノクティス。どういうつもりだ?…説明しろ。」


深紅の目が燃えているようにみえ、

クロノスのまわりに赤いオーラが漂う。


ノクティスは目を閉じ、まったく動じずにカップのお茶をすすり、


ノクティス「…午後のティータイムだ」

とカップから顔を上げてクロノスを見る。



ーーー重い沈黙が立ち込めるーーー

(♪しばらくお待ちください)ーーー




クロノス「…ノクティス。」


静かにクロノスが声を出す。


ノクティス「…」

ノクティスは無視している。


クロノスは目を閉じため息をついて、

3人を一瞥してから、


クロノス「…戻るぞ。…来い。」


と、マントを翻し部屋を出ていく。


クロノスの言葉で、

ノクティスは立ち上がり、ミコ、カイ、オースに小さく手を振る。

(尊死wwww)


ミコは尊死状態でダウン、カイは緊張が振り切ってその場で気絶。


オースは、2人の前で慌てる地獄絵図…


3人は思った


ーーー「「「一体なんだったんだ!!!???」」」ーーー


(*お菓子はこの後3人で美味しく頂きました*)




ーーー



ーーー



ーーーー管理局最上層部執務室ーーーー


管理局最上層階に位置する部屋で、

クロノス、ノクティス、アルヴィスはいつもここで業務を取り行う。


円卓になっており、3席にそれぞれが座り、

中央の未来型スクリーンには、

あらゆる未来都市の現在映像が映されている。


未来端末やホログラムのタッチパネルを駆使し、


管理局すべてから上がってくる資料確認、提案の決定などを執り行う。


つまりは最高意思決定の場である。


アルヴィスは、席に座って丁寧に資料に目を通している。


クロノス「…何故3人と勝手に接触を取った?

…ノクティスよ。」


クロノスがあきらかに怒気に満ちた声で言う。

顔の前で腕を組み、ノクティスを鋭い深紅の瞳で睨む。


ノクティス「…」

ノクテイスは、感情を感じさせない顔でクロノスを見つめ、


ノクティス「…知りたかったからだ。」

短くはっきりと、低すぎない声でクロノスに答える。


クロノスはノクティスを見ながら、黙っていたが、

降参したかのように両手をあげる。


クロノス「…で、何が分かった?」

クロノスはノクティスに再び向き直る。


ノクティスは落ち着いた仕草で、

クロノスの目を見てはっきりと言った。


ノクティス「3人は脅威ではない。」


ノクティスが言う言葉に、


資料をみていたアルヴィスが手を止めて、

ノクティスを凝視する。


クロノスは椅子から立ち上がり、思い切り机を叩いた。


クロノス「…何が分かる!根拠どころか正当性すらない!…信頼には足らん。…力とは制御できてこそ成り立つ。」

と、語気を強める。


ノクティスは静かにクロノスを見ていたが、続けた。


ノクティス「…怖いのかクロノス。」


クロノスは目を見開き、途端に大声で笑い始めた。


クロノス「…ノクティス…はっはっは!!笑わせてくれる!!

この俺が怖いだと?恐れているだと?

…馬鹿にするな。戦場から幾年離れようが、

俺は前進しかしない。恐れるものなどない!!」


深紅の両眼が一層強い眼光を発し、

クロノスの周りに赤いオーラが漂う。


アルヴィスが制す。


アルヴィス「クロノス…落ち着け。

ノクティスは、直接接触することで、

自身の目で判断したかったんだろう。」


低く凛とした声で場が静まり返る。


クロノス「…そうか。ノクティス。

貴様の考えはよく分かった。…だが、単独行動は控えろ。

歴史課の業務に支障をきたしている」

(ノクティスによる尊死案件が多数上がった資料を見る)


ノクティス「…善処はする。」

(多分する気はない)


ノクティスは静かに腕組みをして目を閉じた。


アルヴィス「…」

アルヴィスは、ノクティスを一瞥し再び手元に目を落とす。



ーーー


ーーー



その晩、オースは夢を見た。


ーー

ーー


松明の灯る石造りの廊下を、


誰かの背に背負われている。


カイではなく、もっと大きくて力強いあたたかな背中だ。


オースは怪我をしているようで、

隣にはカイが心配そうに声を掛けてくれている。


オースは背負われながら、


オース「(この背中、安心する…)」

そう思い目を閉じる。


ーー大丈夫だ。

ーーしっかりしろ。


低く凛とした声が、たくましい腕がオースを支える。

声だけが頭の中に響く。


自室のベッドに運ばれ、カイがその人物にお礼を言うのがうっすら見える。

でも、顔は見えない。


その人物はマントを翻し、扉から出てしまった。

白衣を着たカイがすぐに寄ってくる。


カイ「オース。治療します。…今回はすこし長くかかりそうです。」

黄色の光に包まれる。


ーーここで暗くなる。

ザーッとノイズが走り、次の映像に変わった。


夜、何処か昔作りの建物の屋上で、

カイと星空を見上げている。


石壁の上に手を掛け、何処までも続く星の光を2人で見ていると、

隣にマントを着た人物がやって来た。


「…今夜はいつもより輝いているな。」


純白のマントを羽織り、

豪華な赤の軍服を纏っている。


顔に黒いモヤがかかり誰か分からない。


オースは思った。

「…これは過去の記憶なんだ。」


カイとマントの人物は親しげに話している。

するとたくさんの流星群が来て、

2人は星を見上げている。


「…星は我が国、エクイリウムのシンボルだ。我らを守護し、いつも照らし導いてくれる。」


顔の見えないマントの人物が、


振り向いて、

オースに笑いかける。


「我らを平等に照らしてくれる希望の光だ。

…オース、もちろん君のことも。」


マントの人物が、

オースとカイを引き寄せ優しく抱きしめる。


「…心配するな。私はきっと戻る。

…2人に会えてよかった。」



徐々に映像が乱れていく。


マントの人物の胸元に、

天秤と星のモチーフの銀のペンダントが煌めいて光りを放つ。




そのまま目の前が暗転していくのを、

オースは止めることは出来なかった。




ーーー



ーーー


ーーオース!


ーーオースってば!!


ーーねえ起きてーー!!!


オースがうっすら目を開けると、

そこはいつもの部屋で、

ミコがオースをフライパンとおたまでカンカン起こしていた。

(*ミコはレトロが好きなので起こし方もレトロ)


その後ろでカイが両耳を手で覆っている。


カイ「…ミコさん、オースは起きたので

そろそろフライパン、キッチンに戻していただけませんか…

それないと、朝ご飯作れませんよ?」


カイが顔をしかめている。


ミコ「だって!オース寝起き悪すぎるんだもん!!

って…ちょっとオース!?なんで…泣いてるの?」


ミコがオースが涙を流していることに気づく。


オースはベッドから身を起こしていたが、

左目からポロポロ涙が溢れていた。


オース「…え?…本当だ。」

オースは手で涙を拭う。


カイ「…ミコさんのフライパン目覚ましが原因かもしれませんよ。

…冗談抜きとして、オース、大丈夫ですか?」


カイがオースに近づく。


オースはカイの顔を見ると一層泣いた。


オース「うぅ…カイ、、、カイいいぃぃい!!」

オースがカイに抱きつき、

カイがバランスを崩して後ろに倒れる。


カイ「…いたっ!…っ…オース!?

どうしたんですか…感情値がぶれぶれですよ…。」


カイが右眼に触れようとするが、

オースが力強く抱きしめているため動けない。


カイは、オースに抱きしめ返し背中をポンポンする。


カイ「…はい。オース。ここにいますよ。

何処にも行きませんから。」


泣きじゃくるオースの背をさするカイ。


ミコはその光景を見て、


ミコ「…これは案件です。」(尊死鼻血気絶www)


普通にログアウトをしてしまった。


オース「…カイにまた会えてよかった。」

オースが泣きながら言う。


カイはオースをさすっていた手を止める。


カイ「…また?」

カイが繰り返す。


オースは泣いて答えない。


カイ「…オース。…何か思い出したんですか?」

カイがオースの両肩を持ち、


オースに目線を合わせる。


カイの目には緊張や不安が入り混じっていた。


オース「分からない。でも、ただ、カイと、もう1人…いつも一緒にいたのに…」


オースは涙が止まらない。

まるで子どものように泣きじゃくる。


カイ「…オース、大丈夫。私が付いていますよ。

…一通り泣いたら、…感情値、軽度調整しましょうね。」


カイはオースの頭をポンポンしながら、

静かに見守った。


(*ミコは眼福気絶中です*)



ーーー


ーーー



ーー管理局歴史保全保管課 古代遺物修復修繕後管理室ーー


オースは、ミコとカイがいる解析室の隣の部屋で、

修復や修繕された遺物を綺麗にしていた。

巨大な石板、彫像、小さな調度品まで多岐に渡る。


清掃補助してくれるドローンはいるが、

最終的な確認は手作業だ。


オースは高い梯子に登り、石板の泥をひとつひとつ箒で拭っていた。

なかなか高所作業で、調査員や研究員も骨が折れるため、

とても助かっている。


作業がひと段落したため、

オースは梯子から降りて、

ミコとカイに会うために、廊下に出た。


すると、ドンっと誰かにぶつかった。

オースは勢いのあまり尻餅をつく。


オース「…っす、すみません!」

オースが謝ると、


目の前には、

管理局最上層部、アルヴィスがいた。


アルヴィス「…すまない。こちらも不注意だった。」

アルヴィスがオースへ手を差し出す。


オースがその手を取る。

立ち上がった瞬間、


オースの目に、アルヴィスの胸元のペンダントがうつる。


ーーそれは夢で見た天秤と星の銀のペンダントだった。


ーー


次の瞬間、右眼が微かに痛み、

目の前が白く弾けた。


ーー脳裏で夢でみた映像が再生される。

星を見るカイとオース、そして、、、


2人に向かってやさしく微笑んでいる、




ーーアルヴィスの姿だったーー





オース「…っ!!」

オースは右眼を押さえてしゃがみ込む。


アルヴィスが驚き、オースの肩を抱く。


アルヴィス「…っオース!!…大丈夫か!?」


低く凛とした、夢の中と同じ声がする。


アルヴィス「…カイか。来てくれ。オースが様子がおかしい。」


アルヴィスが古代端末でカイと通信する。


オースは、右眼を抑えながら、

心配そうに目線を合わせて片膝をつくアルヴィスを見た。


オースは左目から涙をこぼした。


オース「……僕、思い出しました。」


泣きながらアルヴィスを見る。


アルヴィスが、

オースを見て、一瞬目を見張ったが、

すぐに口角を上げて微笑んだ。


アルヴィス「…そうか。良かった。オース。

…未来で君と再び会えた。」


オースは、泣きながら顔を上げて、



オース「……隊長……っ…アルヴィス隊長…!!!!」

と、アルヴィスに抱きつき大声で泣いた。


周りの職員が振り返り、何事があったのか、

不審がるのも気にも止めずに、

オースは子どものように泣いた。


アルヴィスは、片膝をつき目を閉じたまま、

オースを優しく抱きしめている。

たくましい腕は、しっかりとオースを包み込んでいた。



走ってきたカイは、その様子を見て、


カイ「…オース…思い出したのですね…。」

と、うっすら両目に涙を浮か見守っていた。




オースは、忘れていた記憶の断片が戻り、

大切な存在だったアルヴィスとの、

本当の再会をしたのだった。




ーー


ーー



ーーー物語は過去から未来へと繋がっていく。そして、未来から過去へと回帰するーーーー





ーー



ーー


*長文になりすいません…読んでいただいて感謝です。







*第一話から掲載しようと思い、

再度upしてます、、すいません。


*読んでいただきありがとうございます♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ